Real-Time Interface(RTI)を拡張したRTI Electric Motor Control Blocksetは、リアルタイムハードウェアプラットフォームであるMicroLabBoxと、MathWorks社の開発用ソフトウェアであるMATLAB®/Simulink/Stateflow®の間のリンクを提供する、使いやすいソフトウェアです。このブロックセットを使用すると、MicroLabBoxのさまざまなモーター制御I/Oファンクションへアクセスできるようになり、各種機能を容易かつ便利に設定することができます。さらに、Simulinkベースの制御モデルを必要なI/Oインターフェースと容易に接続できるため、さまざまなセンサやアクチュエータを備えた実際の環境を用いたテストをMicroLabBox上で行うことができます。
MicroLabBoxに搭載されているブロックを使用すると、次のことが可能です。
MicroLabBoxには自由にプログラミング可能なFPGA(Xilinx® Kintex®-7 XC7K325T FPGA)が搭載されており、高速な信号プリプロセス処理とFPGAへの直接的なコントローラの分散を実現しています。20 µsを下回るサンプル時間が要求されるプロジェクトでは、常にFPGAが役立ちます。
完全にモデルベースのツールチェーンを使用すると、FPGAプログラミングを便利に行うことができます。dSPACE FPGA Programming BlocksetおよびXilinx® Vitis™ Model Composer HDL Library for DSPブロックセットを備えたMATLAB/Simulinkを使用すると、FPGAコントローラモデルを開発することができます。dSPACEでは、XSG AC Motor Control Libraryも提供しています。このライブラリには、PWM生成、ホール、エンコーダ、レゾルバ、EnDatおよびSSIセンサ処理、および角度計算などのあらゆる主要なモーター機能に対応する事前設定済みのファンクションブロックが用意されています。これらのツールを使用すると、プロセッサベースおよびFPGAベースの制御ループを容易に組み合わせることができるため、極めて厳しいプロトタイピングタスクにも対応することができます。
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