FPGA Programming Blocksetは、かつてのXilinx ® System Generator BlocksetであるXilinx ® Vitis™ Model Composer HDL Libraryを用いてdSPACEシステムで作成したFPGAモデルを使用するためのSimulinkブロックセットです。
FPGA Programming Blockset 22.2を使用すると、FPGAコンテナにSimulink関数を組み込み、FPGAコンテナにコンポーネントの前処理と後処理を含めることができます。また、これらのコンポーネントを使用すると、FPGAと計算処理ノード(CN)間でやり取りされるデータを直接CNで処理したり、FPGAとCNアプリケーション間での交換中に処理することもできます。
FPGA Programming Blocksetは、かつてのXilinx ® System Generator BlocksetであるXilinx ® Vitis™ Model Composer HDL Libraryを用いてdSPACEシステムで作成したFPGAモデルを使用するためのSimulinkブロックセットです。このブロックセットは、dSPACEボード上に実装されたFPGAとそのI/Oとの間のインターフェースとしてだけでなく、dSPACE FPGAボードと計算処理ノード(CN)間のインターフェースとしても動作するブロックです。
ブロックセットは、ユーザがプログラムできるFPGAを提供する以下のdSPACE FPGAプラットフォームで使用できます。
RCP(ラピッドコントロールプロトタイピング)およびHIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレーションの一般的な適用シナリオとしては、以下のものがあります。
dSPACE FPGAプラットフォームは、Simulink環境でかつてのXilinx ® System Generator BlocksetであるXilinx ® Vitis™ Model Composer HDL Libraryを用いてグラフィカルにアプリケーションを実装できるXilinx ® FPGAを搭載しています。FPGA Programming Blocksetにより、dSPACEハードウェア上で動作するSimulinkモデルの中にFPGAモデルを取り込むことができます。I/Oボードで使用されるI/Oドライバコンポーネントの接続や、プロセッサベースの計算処理ノード(SCALEXIOプロセッサハードウェア、MicroLabBox、またはMicroAutoBox)へ接続するモデリング作業が簡単になります。データ交換では、固定小数点データ型と浮動小数点データ型がサポートされています。FPGAプログラミングはSimulink環境にシームレスに統合されているため、FPGA Blocksetを使用することにより、FPGAまたはプロセッサの統合、ビルド、プログラミングがSimulinkから直接実行できて非常に便利です。実行時には、モデルを変更することなく、各種変数にアクセスしてこれらを追跡または変更することができます。
あるいは、ハンドコードインターフェースを使用して、VHSICハードウェア記述言語(VHDL)またはVerilogでFPGAボードをプログラミングすることもできます。
オプションのハードウェア | ボードおよびバリアント |
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SCALEXIO |
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MicroAutoBox |
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MicroLabBox |
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機能 | 説明 |
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全般 |
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FPGAインターフェース |
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ハンドコードインターフェース |
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I/Oアクセス |
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プロセッサ-FPGA間の通信 |
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SCALEXIO FPGAベースボード間でのFPGA間通信 |
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非同期タスク |
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変数アクセス 1) |
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遠隔FPGAビルド |
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