DS6601 FPGA Base BoardはdSPACEが開発した2つの高性能なFPGAボードの1つであり、FPGAテクノロジを搭載しています。そのため、Electric Driveテクノロジ、ハイブリッド車、パワーエレクトロニクス、電力工学などの幅広いアプリケーションで課される最も厳しい要件にも対応することができます。
DS6601 FPGA Base Boardは、次のような高速で高分解能な信号処理を必要とする用途向けに設計されています。
DS6601は強力なFPGAを備えており、さまざまなプロトコル、サードパーティ製インターフェース、さらにはプロセッサベースのElectric Driveシミュレーションが必要となるアプリケーションでの使用や、Electric Driveおよびパワーエレクトロニクスコントローラをラピッドコントロールプロトタイピング(RCP)で開発する場合に非常に適しています。DS6601は、DS6602に代わるコスト効率の高い選択肢です。
DS6601は、DS2655 FPGA Base Board(7K160バージョン)の後継機種であり、約2倍の容量の新しいFPGAが搭載されています。DS6601は、4個のマルチギガビットトランシーバ(MGT)を備えているため、高速通信が可能です。より多くのI/Oチャンネルを取り込むため、最大5つのI/Oモジュールを各ボードに接続できます。また、複数のボードをFPGA間通信を使用して接続することにより、FPGAスタック間で直接データをやり取りすることもできます。
DS6601 FPGA向けのアプリケーションのモデリングは、Xilinx® System Generator、RTI FPGA Programming Blockset、および関連するdSPACE XSGベースのソリューションで実行されます。必要に応じて、新しいインターフェースへの対応やサブモデルの高速な実行など、新たな要件にも柔軟に対応することができます。プログラムは、リアルタイムハードウェアに実装する前にオフラインシミュレーションでテストすることもできます。dSPACE ConfigurationDeskを使用すると、プログラムをFPGAにダウンロードすることができます。
dSPACE FPGAベースボードのI/Oチャンネルを拡張するために、DS2655M1 Multi-I/O ModuleとDS2655M2 Digital I/O Moduleの3つのI/Oモジュールを利用することができます。各FPGAベースボードには最大5個のI/Oモジュールを接続することができ、これによりカスタマイズされた柔軟性の高いチャンネルセットが実現します。
パラメータ | DS6601 |
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概要 |
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FPGA |
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追加のオンボードRAM | – |
回転角度処理ユニット(APU) |
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I/Oモジュール用コネクタ数 |
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デバイスタイミング |
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内部通信インターフェース |
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サイズ |
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電圧供給 |
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標準電力消費量 |
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