DS2655にはユーザによるプログラミングが可能なFPGAが搭載されており、高速かつ高分解能の信号処理が必要なアプリケーション向けに設計されています。信号プリプロセス処理および制御アルゴリズム、高速なサンプリングレートを備えたシミュレーションモデル、または個別の入出力インターフェースを実装してプロセッサアプリケーションのサポートを最適化する場合に理想的です。通常はプロセッサ上で実行されるシミュレーションモデルや制御アルゴリズムをFPGAに部分的に、または全体として転送することも可能です。
DS2655 FPGA Base Boardは、次のような高速で高分解能な信号処理を必要とする用途向けに設計されています。
DS2655は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)の種類に応じて2つのバージョンが利用可能です。
より多くのI/Oチャンネルを取り込むため、最大5つのI/Oモジュールをボードに接続できます。また、2枚のDS2655ボードをFPGA間通信ケーブルを使用して接続することにより、FPGAスタック間で直接データをやり取りすることもできます。
DS2655 FPGA向けのアプリケーションのモデリングは、Xilinx ® System Generator、RTI FPGA Programming Blockset、および関連するdSPACE XSGベースのソリューションで実行されます。必要に応じて、新しいインターフェースへの対応やサブモデルの高速な実行など、新たな要件にも柔軟に対応することができます。プログラムは、リアルタイムハードウェアに実装する前にオフラインシミュレーションでテストすることもできます。dSPACE ConfigurationDeskを使用すると、プログラムをFPGAにダウンロードすることができます。
DS2655 FPGA Base BoardのI/Oチャンネルを拡張するために、DS2655M1 Multi-I/O ModuleとDS2655M2 Digital I/O Moduleの3つのI/Oモジュールを利用することができます。ボードには最大5個のI/Oモジュールを接続することができ、これによりカスタマイズされた柔軟性の高いチャンネルセットが実現します。
パラメータ | DS2655 7K160 | DS2655 7K410 | |
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DS2655の後継機種である DS6601およびDS6602 FPGA Base Board は、Xilinx® Kintex® UltraScale™およびUltraScale+™の最新世代のFPGAを搭載しています。
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