ControlDesk

電子制御ユニット(ECU)開発向けの汎用的なモジュール型試験および計測用ソフトウェア

ControlDeskは、シームレスなECU開発のためのdSPACE試験用ソフトウェアです。試験に必要なあらゆるタスクを実行し、試験の最初から最後まで一貫した作業環境を提供します。

  • ControlDesk 22.2 - 新機能

    バスシステムでの作業に重点を置いた費用対効果の高いBus Navigatorの新しい製品バージョン(スタンドアロン)。

    詳細

  • コストパフォーマンスの高いマイルドハイブリッドを実現する新たな手法

    Continental社の新しいベルト駆動スタータジェネレータは、48 V車両電気システムというだけでなく、モーター/ジェネレータとして革新的に非同期モーターを使用しています。Continental社では、dSPACEの柔軟なHILテストシステムを使用して、マイルドハイブリッドECUの開発を行っています。

    詳細

  • スムーズなシフト操作を実現する電動ウェッジクラッチ

    これまでのウェッジクラッチをオートマチックトランスミッションに搭載しようとする試みの多くは、乗り心地を大きく損なう変速ショックの発生により失敗に終わっていました。上海交通大学の研究者は、高い精度で制御可能なモーターを使用することによりこの問題を解決する研究を行っています。この研究では、検証用としてdSPACEのハードウェアとソフトウェアが使用されています。

    詳細

  • 商用車用ECUバリアントの効率的なテスト

    市場に提供される商用車は多種多様です。SCANIA社でも、無数の車両タイプやモジュール型の車両構成を取り扱っています。また、一般的な電子制御ユニット(ECU)システムにも多数のバリアントがあります。SCANIA社の新しいテストラボでは、このようなECUシステムの信頼性のある検証方法を紹介しています。

    詳細

適用分野

ControlDeskは、次のようなタスクに使用できます。

  • ラピッドコントロールプロトタイピング(RCP、フルパス、バイパス)
  • HIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレーション
  • ECUの計測、適合および診断
  • 車両バスシステム(CAN、CAN FD、LIN、Ethernet)へのアクセス
  • VEOSおよびSCALEXIOによる仮想検証

主な利用効果

ControlDeskは、通常、複数の専用ツールを必要とする機能を1つのツールに統合しています。たとえば、標準化されたASAMインターフェースを介して、シミュレーションプラットフォームへのアクセスを提供し、バスシステムを相互接続し、ECUの計測、適合および診断を実行することができます。
柔軟な、モジュール型の構造により、高度のスケーラビリティを実現し、アプリケーション固有の要件に対応します。これにより、操作性、トレーニング時間、要求される演算処理能力、コストなどの面で大きく改善されます。

Software-in-the loop (SIL) testing

ControlDesk is part of the dSPACE SIL testing solution for PC- and cloud-based simulation.
Click to find out more.
 

バージョン 説明
ControlDesk

ControlDeskのメインバージョンであり、エクスペリメントの作成と実行、dSPACEリアルタイムハードウェアやVEOSへのアクセスを行います。オプションのソフトウェアモジュールで機能を拡張することができます。

  • ラピッドコントロールプロトタイピング、HILシミュレーション、オフラインシミュレーション、ECUの適合および診断に同じツールを使用
  • レイアウトと計器を簡単に作成
  • すべてのデータソースの同期計測
  • プロジェクトとエクスペリメントを統合管理
  • 計測データを統合管理(ASAM MDF 4.1)
  • 複数のASAM規格(ASAM MDF、XCP、CCP、ASAP2、ODXなど)との互換性
  • ユーザ定義の機能の拡張および最適なプロセス統合を実現する強力なツール自動化機能
  • オペレータモード(プロジェクトおよびエクスペリメントを不正な変更から保護)
  • dSPACE VEOSおよびSCALEXIOを使用した仮想検証テストシナリオのサポート
  • すべてのdSPACEリアルタイムハードウェアプラットフォームへのビルトインアクセス
  • ASAM XILに準拠した変数マッピングのサポートにより、試験およびシミュレーションモデルの変数を切り離すことが可能(ControlDesk 23.1以降)
ControlDesk – Operator Version 1)

既存のエクスペリメントの実行に必要な機能の一部のみを提供するControlDeskのバージョンです。オプションのソフトウェアモジュールで機能を拡張することができます。

  • ASAM XIL API MAPortサーバの使用により、サードパーティ製テストベンチやその他のハードウェアへビルトインアクセス
  • ASAM MCD-3規格のツールを用いてラピッドコントロールプロトタイピング、HILシミュレーション、オフラインシミュレーション、ECU適合、および診断を行うビルトイン自動化機能
  • 標準バージョンのControlDeskであらかじめ作成されているプロジェクトおよびエクスペリメントデータの使用
  • プロジェクトおよびエクスペリメントの変更および作成を禁止
  • すべてのdSPACEリアルタイムハードウェアプラットフォームへのビルトインアクセス

追加のモジュール 説明
ECU Interface Module

ControlDeskのオプションのソフトウェアモジュールで、ECUにアクセスして計測および適合を行います。このモジュールは、SILテストシナリオで使用するバーチャルECU(V‑ECU)にアクセスして計測と適合を行う場合にも必要です。

  • AUD、NBD、JTAG/Nexus、JTAG/OCDS、およびJTAG/SDI
  • CCP(CAN Calibration Protocol)
  • XCP on CAN、XCP on CAN FD、XCP on Ethernet2)(TCP/IPおよびUDP/IP)
  • ASAM A2L 1.7に規定される構造化型データタイプのサポート
ECU Diagnostics Module

ControlDeskのオプションのソフトウェアモジュールで、ECU診断機能の適合および妥当性確認を容易にします。

  • ODXデータベース規格(ASAM MCD-2D v2.0.1およびv2.2.0(ISO 22901-1))のサポート
  • CAN、CAN FD、K-Line、およびEthernetのISOプロトコルのサポート
  • 診断サービスの実行やECUフォールトメモリの読み込みまたは消去を行う専用の計器
  • 診断インターフェースを使用したECUフラッシュプログラミング
  • ASAM MCD-3D v2.0.2のサポート
Signal Editor Module 3)

ControlDeskのオプションのソフトウェアモジュールで、リアルタイム/オフラインシミュレーションアプリケーションのモデル変数をスティミュラスシグナルとして入力するために、シグナルジェネレータをグラフィカルに定義して実行します。

  • グラフィカルなスティミュラスシグナルの定義
  • dSPACEリアルタイムハードウェアおよびdSPACE VEOSでシミュレートされたSimulinkモデルにおける時間同期したスティミュラスシグナルの生成
  • 計測データの再生
  • 複数のスティミュラスパターンを独立して実行可能
  • XIL APIスティミュラスフォーマット(STZファイル:zip形式で圧縮されたSTIファイル)のサポート
Bus Navigator Module 4)

ControlDeskのオプションのソフトウェアモジュールで、CAN、LINおよびFlexRayメッセージ、フレーム、ならびにPDUおよびEthernetパケットなどのバスメッセージを処理します。

  • CAN、CAN FD、LIN、FlexRayおよびEthernetバスのサポート
  • CAN、CAN FD、LIN、FlexRayおよびEthernetバスオブジェクト専用計器
  • 記録したCANメッセージおよびCAN FDメッセージの再生
  • Ethernet通信の再生
  • dSPACEハードウェア、dSPACE VEOS、およびPCバスインターフェースに対応したCAN、CAN FD、およびLINのモニタリングおよびロギング
  • Ethernetバスモニタリング(dSPACE SCALEXIO、Vectorインターフェース、ループバックを含むPCのEthernetインターフェース)
  • CANバスの統計
  • LINバスの統計

1) MCD-3自動化機能はサポートされていません。
2) シミュレートされたバーチャルECUへのアクセスにも使用されます。
3) DS1104では、シグナル生成はサポートされていません。
4) ControlDesk 22.2の新機能:CONTROLDESK_BNVライセンスをBus Navigator(スタンドアロン)として単独で使用することができます。

5) Bus Navigator(スタンドアロン)でFlexRayはサポートされていません。

Documentation お問い合わせ

最新の技術開発動向をつかんで、イノベーションを加速。

メールマガジンの購読希望・変更/配信停止手続き

Enable form call

At this point, an input form from Click Dimensions is integrated. This enables us to process your newsletter subscription. The form is currently hidden due to your privacy settings for our website.

External input form

By activating the input form, you consent to personal data being transmitted to Click Dimensions within the EU, in the USA, Canada or Australia. More on this in our privacy policy.