発表日: 2017年01月10日 |
高度な自動運転などで使用されるセーフティクリティカルなアプリケーションでは、ECUの制御機能を監視し、正確に実行できるようにするための付加的なメカニズムが必要です。量産段階では一般的な複数の監視機能を提供するMicroAutoBox IIプロトタイピングシステムを使用すると、機能開発の早期の段階からより高度な監視レベルを実現することができます。RTI Watchdog Blockset 2.0(Release 2016-B)では、リアルタイムプロセッサでの演算が正しい順序で実行されているかを監視できるようにするため、統合型チャレンジレスポンスメカニズムによるマルチステージウォッチドッグメカニズムの拡張をすでに行っています。RTI Watchdog Blockset 2.1(Release 2017-A)では、さまざまなメモリの整合チェック機能(ヒープ、スタック、およびROMの監視)が追加されています。これらのチェック機能を使用すると、リアルタイムアプリケーションの開始時やランタイム中のメモリの不具合を検出できるようになり、エラーが発生した場合にはシステムを既定の状態に戻すことができます。もう一つの新たな機能である電源電圧監視機能を使用すると、MicroAutoBox IIの電源電圧レベルを監視することができるため、電源電圧がクリティカルなレベルに達する前にユーザがシステムに介入できます。
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