当社では、セーフティクリティカルなシステムの開発用ツールとしてTargetLinkを構築しています。TÜV SÜDは15年以上にわたり、ISO 26262のASIL-DまでのすべてのASILレベルにおいて、TargetLinkの認証を毎年繰り返しながら、その適合性を確認しています。また、TargetLinkは当然、他のISO 25119、IEC 61508、DO-178Cなどの規格にも適合しています。これは当社の一貫した厳格な開発手法により実現しています。
TargetLinkが機能安全規格ISO 26262、ISO 25119およびIEC 61508の認証を取得
TargetLinkは、TÜV SÜD社(ドイツの第三者試験認証機関)により、安全関連システムの開発ツールとして認定されています。TÜV 社は、ISO DIS 25119、IEC 61508、およびその派生規格(鉄道関連の安全関連ソフトウェアを規定するEN 50128など)に準拠するソフトウェア開発にTargetLinkが適合していることを認定しました。認証は、以下の多数の分野に基づいています。
- TargetLinkのソフトウェア開発プロセスおよびソフトウェア変更プロセス
- 問題の処理手順
- ISO 26262、ISO 25119およびIEC 61508準拠の安全関連開発用途への適合性
TÜV SÜD社はまた、TargetLinkを使用して安全関連ソフトウェアのモデルベース開発を行うための手引となるリファレンスワークフローを承認しました。IEC 61508は、国際的に認知された、安全関連の電子システム開発の汎用規格です。ISO 26262は、安全関連の車載システム開発における国際的な自動車規格です。ISO 25119は、農林用トラクタおよび機械類の制御システムの安全関連部品を開発するうえでの国際規格です。両者はIEC 61508の派生規格です。
ISO/IEC 15504に準拠した開発プロセス
ISO/IEC 15504(SPICE:Software Process Improvement and Capability Determinationとも呼ばれる)は、ソフトウェアプロセスに関する国際的な規格です。この規格は、成熟したソフトウェア製品には成熟した開発プロセスが必要であるというコンセプトに基づいて作成されています。dSPACEは、全社的にISO/IEC 15504準拠の開発プロセスに取り組んでいます。
社内のソフトウェア品質管理
社内の品質管理部門であるdSPACE品質管理チームは、ソフトウェア品質のプロアクティブ(事前予防的)な管理を行っています。このチームはソフトウェア品質改善活動を行い、社内的な基準を設定して内部監査を行い、すべてのソフトウェアグループに対してコンサルティングサービスを提供しています。またdSPACE品質管理チームは独立した職務集団として、最高の製品品質目標を一貫して達成し、維持することを保証します。
DO-178C/DO-331
航空産業におけるソフトウェア開発に極めて関連性の高い規格であるDO-178Cに準拠することにより、モデルベースの設計およびコードの自動生成という手法は、航空宇宙分野で使用されていくための強固な基盤を持つことができます。DO-331は、モデルベース開発手法およびその検証に関してDO-178CおよびDO-278Aを補足するドキュメントとして特別に作成されており、この規格の一部でもあります。dSPACEでは、この規格を考慮し、DO-178Cに準拠したプロジェクトにおいてモデルベースのツールチェーンでTargetLinkを活用する方法を示したワークフロードキュメントを提供しています。DO-178C/DO-331の個々の要件または目的を満たす方法については、ワークフロードキュメントに記載されています。このドキュメントでは、TargetLink自体に注目するだけでなく、BTC Embedded Systems社、AbsInt社、およびModel Engineering Solutions社といったTargetLinkのパートナー会社から 提供されるサードパーティ製ツールも含む完全なモデルベースのツールチェーンにも焦点を当てています。DO-178C準拠アプリケーションで使用されるTargetLink生成コードが容易に認証を取得できるようにするためには、このワークフロードキュメントは重要であり、すべての重要度レベルがレベルAとされています。dSPACEでは約60ページのドキュメントを提供していますので、TargetLink.Info@dspace.deまでお問い合わせください。
TargetLinkとDO-178C/DO-331について
- 上位要件を仕様化するためのSimulink ® /TargetLinkモデル
- 下位要件を仕様化するためのTargetLink設計モデル
- 高品質で読みやすく、かつ追跡可能なソースコードをTargetLinkモデルから生成
- 確立されたMIL/SIL/PIL検証コンセプトによるモデルおよびコードの総合的なシミュレーションサポート
- BTC Embedded Systemツールを含む強力なツールチェーンにより、要件の仕様、テストベクトルの自動生成、要件検証、およびモデルチェックによる形式検証を実行