非AUTOSARおよびAUTOSAR V-ECUのシミュレーション

発表日: 2017年07月21日

バーチャルECU(V-ECU)を使用すると、ECUソフトウェアや新しい機能の相互作用を早期の段階でテストし検証することができます。PCベースシミュレーションプラットフォームであるVEOSを使用すると、開発者はファンクションコードを入手した時点ですぐに仮想検証テストを行うことができます.

V-ECUの生成

お客様の開発環境がAUTOSARベースであるかどうかにかかわらず、V-ECUの生成を容易に行うことができます。

  • 非AUTOSARベースの手法では、レガシーコードと共にインターフェース記述ファイルやタスク設定などの追加の情報も必要になります。この手法では、さまざまなソースから提供されるレガシーコードを使用することができるため、高い柔軟性が提供されます。コードおよびインターフェース記述ファイルはSystemDeskにインポートされます。SystemDeskは、SILシミュレーションで使用できるV-ECUを生成するためのツールです。
  • AUTOSARベースの手法では、SystemDeskはAUTOSARディスクリプションファイルを使用してV-ECUを生成します。この際、ランタイム環境(RTE)および複数のベーシックソフトウェア(BSW)モジュールも生成され、V-ECUに含まれます。これにより、ベーシックソフトウェアに応じた機能テストも実行できるようになります。お客様が使用しているBSWモジュールをV-ECUに統合することも可能です。

一貫性のあるツールチェーン

dSPACEでは、仮想検証向けの製品に加え、環境モデル、HILシミュレーション、量産コード生成、およびデータ管理用のソリューションを含む完全なツールチェーンも提供しています。HILシミュレーション向けに作成した既存の設定、レイアウト、およびテストケースを容易に再利用することもできます。これにより、すべての検証フェーズにおいて、同一のサプライヤによって提供されたシームレスなツールチェーンを使用することができます。

クラスタシミュレーション

単一のPCで処理できるパフォーマンスを上回る演算要件に対応するため、仮想検証用のツールチェーンはPCクラスタでも使用できます。これにより、お客様のSIL(Software-in-the-Loop)シミュレーションを最大限に活用するための最大限のスケーラビリティと調整機能が提供されます。PCクラスタを使用すると、必要に応じて多数のテストを同時に行ったり、最大限のテストスループットを達成したりすることができます。dSPACEでは、シミュレーションシナリオにおけるさまざまなバリアントの計画、作成、および使用、さらにはお客様のPCクラスタ上でのそれらのシミュレーションに関するコンサルテーションやサポートを提供しています。

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