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安心できる先進運転支援システムの開発

発表日: 2014年02月28日

Vivek Moudgal, セールスディレクター, dSPACE Inc.

最近閉幕した北米国際オートショーでは、ガラスの仕切りで囲われたPorsche 918 Spyderスーパーエクスクルーシブから、路上で見かける主流の日常車に至るまで、世界中のすばらしい車両が多数展示されました。

エンジン排気量や出力といった情報は印象的でしたが、運転免許試験を受ける多くの新人ドライバーが不安を覚える縦列駐車を自動で行える機能など、さまざまな新機能が紹介されていたことはさらに印象的でした。

長年にわたる、ブレーキシステムや車両安定化システムなどの進歩により、ドライバーが運転に注意を払っている限り、自動車はますます安全な乗り物になりました。同時に、車載デバイスの増加により、ドライバディストラクション(注意散漫)の増加も拡大しています。さらに、その広がりは、今日では運転操作の散漫にもつながっています。

堅牢でますます安価なGPS、ビデオ、および近接センサテクノロジが提供され、マイクロコントローラの処理性能が自動車に適した水準にまで向上しているのに伴い、新しいクラスの車載エレクトロニクスが実現されています。これにより、運転タスクの実行におけるドライバー操作の依存度が低減しています。先進運転支援システム(ADAS)を使用すると、ドライバーが注意を払っていない場合でも、安全運転の自動化と回避措置により、車両事故による死亡者数を最小限に抑えることができます。

V2VおよびV2X規格、インフラストラクチャ、データセキュリティ、および信頼性などを向上させた次世代のADASシステムにより、車両を完全自動化するという夢は今後6~8年以内に実現されるとの非常に明るい見通しが示されています。

ADASシステムの開発には、機能の入念な計画だけでなく、コンセプトを実装するための堅牢かつ強力なプラットフォームが必要です。多くの場合、開発段階で採用されたコンピューティングエレクトロニクスを開発車両に限界まで詰め込んでいる事例が見受けられます。

組込みPCのレイヤーで拡張したdSPACE MicroAutoBox IIを使用すると、車両向けのADAS機能の開発に最適な強力かつ堅牢な小型プラットフォームとなります。優れた実績を持つMicroAutoBox II開発プラットフォームと独立したIntel iCore7 PCレイヤーを融合することにより、小型かつ堅牢でありながら強力なADAS機能開発用プラットフォームを提供します。このユニットでは、標準インターフェースとしてEthernet、USB、CAN、LIN、およびUARTを提供しています。また、FlexRayを追加したり、近い将来にはCanFDなどのオプションを追加することも可能です。また、FPGAレイヤーを使用すれば、アプリケーション固有の通信プロトコルスタックをシステムに統合することができ、MicroAutoBox IIプラットフォームをさらに拡張することも可能です。

ソフトウェア面では、画期的なSimulinkインターフェースに加えて、すぐに使用できる各種のインターフェースを搭載しているため、NAVTEC社のGPSマップデータ(ADAS RP)などのADAS固有の製品やライブラリだけでなく、EB Assist ADTFなどの画像処理およびオブジェクト検出ライブラリにも対応できます。

つまり、堅牢かつ有能な開発プラットフォームであるEmbedded PC搭載のMicroAutoBox IIを使用すれば、乗員の安全を確保するための次世代車載ソフトウェアの開発を必要とする車載プログラムにおいても、安心して作業を行うことができます。

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