パーダーボルン/ベルリン、2023年09月13日: dSPACEは、European Microwave Week(EuMW)(ベルリン、2023年9月17~22日)において、レーダーターゲットシミュレータのソフトウェアアップデートによって、その精度と強度を向上させ、開発、量産、品質保証、および保守の際に各種のレーダーセンサやアプリケーションを確実にテストできるようにする手法を紹介します。
最新世代のレーダー機器の性能向上により、テストに求められる要件も増大しています。dSPACEでは、さまざまな新しいソフトウェア機能の提供により、これらのテスト要件を確実に満たせるようにしていますが、これは新しいDARTSレーダーターゲットシミュレータや既存の機器でも同様です。dSPACEは、DARTSレーダーターゲットシミュレータに対するお客様の投資の効果を極めて重要視しています。
ソフトウェアアップデートにより主に向上するのは、動的に移動するレーダーターゲットの信号忠実度です。たとえば、新しいレーダーでは、レーダーターゲットのさまざまな特性の組み合わせを評価し、それによりレーダーターゲットの速度をはるかに高い精度で検出できるようになるため、これは重要です。また、フレーム間スイッチングなどでは、高精度なレーダーセンサを用いた非常に動的なシナリオの場合でも、すべてのレーダーフレームの信号整合性を確実に維持できます。
dSPACEのレーダーソリューション部門のプロダクトマネージャであるAlexander Trapp博士は、「当社では、継続的な製品メンテナンスの一環として定期的なファームウェアリリースを行い、お客様が新しい機能を無料で利用できるようにしています。これにより、私たちはお客様の投資効果を拡大し、既に現場に導入済みのシステムも確実に改良し続けることができます」と述べています。
新しい機能の実際の動作は、EuMWで展示されるRadar Test Bench – Compact 3Dやその他のDARTSのデモで確認できます。また、展示(ブース321A)では、最先端の4Dデジタルイメージングレーダー向けの極めて動的なシナリオをシミュレートする完全な動作デモをご覧いただけます。
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