dSPACEがAWSオートモーティブコンピテンシーの認定を取得

クラウドベースのソリューションによりADASおよびADアプリケーションの開発期間を短縮する手法をIAA Mobilityにて展示

パーダーボルン、2023年09月05日： シミュレーションおよび妥当性確認向けソリューションで世界をリードするプロバイダであるdSPACEは、Amazon Web Services（AWS）オートモーティブコンピテンシーの認定を取得したことを本日発表しました。これにより、dSPACEは自動車メーカーのビジネスモデル全体に変革をもたらす専門的なサービスやソフトウェアソリューションを提供できる専門技術を有することが認められました。

自動車業界のお客様は自社のビジネスモデルの革新に向け、クラウドの利用をますます増加させており、そのため自動車業界での幅広い経験を有するクラウド専門企業を必要としています。AWSオートモーティブコンピテンシーパートナーは、AWS認定パートナーによるサポートも付帯した各種のソリューションやサービスを提供することで、お客様のデジタル変革プロセス全体をサポートし、多様なニーズを確実に満たします。提供されるソリューションは、AWSのベストプラクティスに従い、業界固有のアプリケーション向けに、セキュアかつ高パフォーマンスでありながら回復力と効率性に優れたクラウドベースで構築することができます。

AWSオートモーティブコンピテンシーの認定取得により、dSPACEはAWSパートナーネットワーク（APN）会員となります。これは、自動車業界向けのクラウドソリューションをAWSで運用するために必要な実証済みの技術力と顧客の成功実績を備えていることを意味します。APNでは、自動車業界向けの専門知識を有し、クラウドサービスを提供できるコンサルティングおよびソフトウェア分野のAWSパートナーを紹介しています。AWSオートモーティブコンピテンシーの認定を取得するためには、自動車業界のお客様に向けて、厳格な技術力を有し、お客様にとって有益で実証済みのクラウドソリューションを提供している必要があります。

dSPACEのデータリプレイ担当プロダクトマネージャであるGregor Hordysは、「dSPACEが、AWSオートモーティブコンピテンシーの認定を取得したことを誇りに思います。我々のチームは、AWSが提供する機敏で多様かつ革新的な各種サービスを活用し、お客様に先進運転支援システム（ADAS）および自動運転（AD）アプリケーションの開発期間を短縮できることをお約束できるよう、全力で取り組んでいます」と述べています。

dSPACEは、IAA Mobility（9月5日～10日にドイツのミュンヘンで開催）のAWSのブース（第2ホール、B20ブース）において、自動車業界向けのクラウドベースのソリューションによりADASおよびADアプリケーションの開発期間を短縮する手法をEquinix社と共に展示します。

この展示では、dSPACE AUTERA を用いた、データロギングシステムを搭載したテスト車両で記録したデータをEquinix社のデータセンターにある100G Direct Connectを介してAWSにアップロードする方法を紹介します。この手法では、ロギングされクラウドに収集したデータセットを、世界中のEquinix社のデータセンターにあるdSPACEデータリプレイステーションにダウンロードし、ADAS/AD ECUの認知およびセンサフュージョン用アルゴリズムを現実的なデータをもとに検証することができます。

AWSは、スタートアップ企業からグローバルな大企業に至るまで、さまざまな企業を対象にスケーラブルで柔軟性とコスト効率の高いソリューションを提供しています。AWSは、幅広い業界経験と専門知識を備えたAWSパートナーを容易に特定できるようにするためにAWSコンピテンシープログラムを設立し、各種ソリューションのシームレスな統合と展開を目指しています。