ASM 22.2/ModelDesk 22.2
バッテリシステム／燃料電池の新機能とRoadRunnerサポートの向上
Automotive Simulation Models（ASM）の新たなライブラリであるASM Batteryでは、バッテリシステムのリアルタイムシミュレーションが可能です。すべてのパラメータが変更できる新しいバッテリのデモプロジェクトを用いると、バッテリアプリケーションの開発を容易に開始することができます。Fuel CellおよびVehicle DynamicsモデルにASM Batteryを追加することにより、リアルタイム処理に対応した車両／トラックのシミュレーションを可能な限り詳細に設定し、車両のECUネットワーク全体を統合したうえで、クローズドループ動作で作動させることができます。
また、ASM Fuel Cellライブラリおよび対応するデモプロジェクトには、水素供給路にインジェクタが新しく追加されました。さらに、燃料電池スタックのパラメータを分極曲線に基づいて最適化するための各種のパラメータ設定関数も提供されます。これらの関数の設定は自動化されており、ModelDeskの処理機能で実行できます。
加えて、The Mathworks®社のRoadRunner向けのインターフェースが改善されました。dSPACEのウェブサイトからModelDesk Plug-Inをダウンロードすると、RoadRunnerのOpenDRIVEファイルをModelDeskにインポートできるようになります。また、インポート後に手動で道路に合わせる作業を減らすことができます。
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