環境シミュレーションを使用したロータリーステアリングテストベンチ

このパワーステアリングテストベンチは、最大200 Nmの極めて高いトルク要件でリリーステストや全開発サイクル中のテストを実施するために使用します。ドライバーおよび道路を正確にシミュレートするため、負荷モーターは位置またはトルクモードで駆動します。一体化された人工気候室により、開発者はラボ内で現実的な環境の影響をシミュレートすることができます。


特徴:


  • サーボモーターをステアリングコラム上に配置した電気機械式パワーステアリング(C-EPS)向けのステアリングテストベンチ
  • 同期モーターにより、路面の力から生じるトルクとステアリングコラムへの作用をシミュレート可能
  • 同期モーターにより、ドライバーによるトルクとステアリングホイールの位置をシミュレート可能
  • ASM Vehicle Dynamics Modelへのシームレスな統合により、仮想テストドライブに対応
  • HILシミュレータにより制御された環境シミュレーション:
    • 外部ACユニット
    • ステンレススチール製AC筐体(-40 °C~120 °C)
  • サイズ:4.0 m x 1.5 m x 1.8 m(約13.2 x 4.9 x 5.9フィート)
  • 約900 kg(約1,984 lb)
  • 接続負荷:12 kW(ACユニットなしのステアリングテストベンチ)

参照:


  • ドイツ系サプライヤ向けのターンキープロジェクトが存在

負荷モーター:

モーターの特性
モーター トランスミッション非搭載の同期モーター
モーターエンコーダ HIPERFACE®モーターフィードバックシステム
サーボアンプ LTI Servo One
トルク制御ストラテジ フォワード制御(モーター電流)
位置制御ストラテジ 速度およびトルクを補助的に制御するカスケード制御
最大連続トルク[Nm] 175
最大変位[deg] 制限なし
最大回転速度[rpm] 1500

 

定常状態の制御精度
トルク[Nm] ±1(テスト対象デバイスおよびトルクトランスデューサによる)
位置[deg] ±0.01

 

トルクセンサの特性
計測範囲[Nm] ±200
精度[Nm] ±0.5

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