エンブリー・リドル航空大学(ERAU)EcoCAR 2チームでは、ディーゼルエンジン、モーター、バッテリ、ビークルモビリティなどに関する詳細なモデル内のASMパラメータの管理にModelDeskを使用しています。これにより、セーフティクリティカルなHIL(Hardware-in-the-Loop)コントローラ開発に対応した正確なプラントモデルを迅速に開発することができます。
ERAU EcoEaglesチームはMicroAutoBox IIを監視用コントローラとして使用し、HIL環境でテストを行っています。これにより、ドライバー入力、バッテリ充電状態、モーター、およびディーゼルサブシステムを管理しながら車両の安全を確保して、エネルギー消費と排出ガスを最小限に抑えることができます。
ERAU EcoEaglesが開発中のシリーズ方式プラグインハイブリッドカー(PHEV)では、B20バイオディーゼルで稼動する1.7 L GMディーゼルエンジンを搭載することによって航続距離の延長が図られています。
「私たちのチームでは、ASMモデルを使用することで、車両を正確に表現し制御アルゴリズムを開発するためのプラントモデルの迅速な開発と管理が可能になりました。ASMモデルは、開発中のアーキテクチャを高い精度で表現するのにとても役立っています。これによって堅牢なコントローラ開発が可能となり、今後の実車への移行もシームレスに行うことができます」と、Brian Harries(ERAU EcoEaglesチームリーダー)は述べています。
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