dSPACEの自動運転機能開発用HIL

高性能コンピュータ(HPC)のリアルタイムテスト

適用分野

dSPACE HIL(Hardware-in-the-Loop)テストシステムは、dSPACEのSCALEXIOテクノロジをベースとしており、自動運転用HPCをクローズドループやオープンループでシミュレートしてテストできるモジュール型の強力なプラットフォームです。クローズドループシミュレーションには、車両、トラフィック、環境の総合的なモデル、およびカメラ、レーダー、LiDAR、超音波などのさまざまなセンサモデルが使用されています。HPCの通信部分に対応する場合は、車載Ethernet、CAN、LIN、およびFlexRayといったレストバスモデルやインターフェースが使用されます。また、フェールセーフやセキュリティをテストする場合は、故障モードや操作オプションが使用されます。すべてのシミュレーションコンポーネントは、時間同期されてリアルタイムに実行されます。

SCALEXIOプラットフォームを使用してオープンループシミュレーションを実行すると、実車によるテストドライブの際に取得したセンサやバス、ネットワークのデータを再生することができます。これにより、現実の環境の記録データを使用して、センサフュージョンや認識アルゴリズムのテストを行えるようになります。

主な利用効果

  • クローズドループおよびオープンループのテストとデータリプレイテスト
  • カメラ、レーダー、LiDAR、および超音波センサの生データをピクセルおよび点単位の精度で挿入可能
  • 高度な車両、環境、およびトラフィックモデル
  • 極めて高精度のリアルタイム同期
  • GPUおよびFPGAテクノロジの効率的な利用
  • V2Xシミュレーションソリューションによる4G/5G、WiFi、GNSSのエンドトゥエンドのテスト
  • シナリオベーステスト、ISO 26262およびSOTIF準拠のテスト

自動運転用HPCをテストするための各種のdSPACEツールやソリューションは、妥当性確認アーキテクチャ全体に組み込まれているため、HIL(Hardware-in-the-Loop)テスト、SIL(Software-in-the-Loop)テスト、およびクラウドベースのシミュレーション間でモデルやソフトウェアツールを最大限に再利用できます。

dSPACEの自動運転機能開発用HILソリューションは、カメラやレーダーからLiDARや超音波センサに至るまで、あらゆるセンサタイプのSensor-realistic simulationを提供します。センサモデルが物理的特性に基づいている(つまり、反射面などの実際の物理的影響をシミュレートする)のに対し、生成されたセンサの生データを使用すると、カメラの画像やデータ、またはLiDARのポイントクラウドをシミュレートし、極めて高精度に再現することができます。これらのセンサモデルはGPUおよびFPGAテクノロジを使用して実行されるため、霧、降雨、降雪などの異なる天候条件下でもテストを行うことができます。

主な利用効果

  • GPUおよびFPGAテクノロジを使用した物理的かつ現実的なセンサモデルにより、最高の処理能力を実現
  • OSIインターフェースなどにより、ユーザ固有のセンサモデルに対してもオープン性を実現
  • 複数のセンサの同期シミュレーションにより、複雑な自動運転用センサ構成にも対応
  • 最大10 Gbit/sの複数のシリアル化/非シリアル化インターフェースのサポートを大規模なパートナーネットワークによって実現

ADAS/ADシステムの開発は多段階の反復的なプロセスです。dSPACEの自動運転用HILは、dSPACEが提供およびサポートするテスト方式全体の一部として機能します。このテスト方式は最先端のテスト手法に基づいているため、「安全第一」を念頭に自動運転機能を開発するうえでの解決策となります。

主な利用効果

  • ADAS/AD開発に関するすべての妥当性確認手法にテスト方式全体で対応
  • 自動車業界のホワイトペーパーである「Safety-first for automated driving」に準拠したソリューション
  • すべての開発段階を通じてADAS/ADシステムを効果的に妥当性確認することが可能

  • SCALEXIO 製品情報, PDF, 日本語, 21602 KB
  • dSPACE HIL for Autonomous Driving 製品情報, PDF, 日本語, 880 KB
その他の情報 製品情報

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