dSPACE Interface Blockset for ROS

dSPACEリアルタイムシステムをRobot Operating System(ROS)に接続

dSPACE Interface Blockset for ROSを使用すると、dSPACEリアルタイムシステムおよびROS間のデータを使いやすい方法でやり取りすることができます。

適用分野

先進運転支援システムおよび自動運転(ADAS/AD)の機能には、カメラ、レーダー、LiDARなど、異種のデータストリームが必要となります。Robot Operating System(ROS)はオープンソースのフレームワークであり、これらのADAS/AD機能のプロトタイピングに幅広く利用されています。dSPACEのPCベースのシミュレーションプラットフォームであるVEOSやMicroAutoBoxおよびSCALEXIOといったリアルタイムハードウェアを使用すると、プロトタイピングしたりテストしたりできますが、これにdSPACE Interface Blockset for ROSを組み合わせると、認知およびセンサフュージョンアルゴリズムのプロトタイピングというROSの利点も追加できるようになります。

主な利用効果

dSPACE Interface Blockset for ROSを使用すると、dSPACEリアルタイムシステムおよびROS間のデータを使いやすい方法でやり取りすることができます。このブロックセットには、多様なタスクを管理する一連のブロックが含まれています。つまり、Simulink ® バスをTCP(Transmission Control Protocol)またはUDP 1) (User Datagram Protocol)パッケージにエンコードしてROSのトピックを配信したり、TCP/UDP 1) パッケージをSimulinkバスにデコードしてROSのトピックを購読したりするコア機能を使用できるだけでなく、基本パラメータの設定、ROSインターフェースのアップデート、およびROSメッセージのインポートが可能になります。

機能 説明
全般
  • dSPACEプラットフォームおよびROS間の使いやすいインターフェース
  • Simulinkで既存のROSメッセージの使用やROSメッセージの作成が可能
  • ROSゲートウェイノードの自動作成
  • ROS組込みデータタイプ、標準およびカスタムメッセージのサポート
  • TCP/IPおよびUDP/IP ベースの通信のサポート
  • dSPACEプラットフォームの完全なサポート
サポートされるROSバージョン
  • ROS 1:Noetic Ninjemys、Melodic Morenia、Kinetic Kame
  • ROS 2:Humble Hawksbill、Galactic Geochelone、Foxy Fitzroy、Eloquent Elusor、Dashing Diademata、Crystal Clemmys
制限事項
  • 可変ベクトルサイズに最大サイズを指定する必要があります。

1) 通信にUDP/TCPを使用するため、対象プラットフォーム用の追加Ethernetブロックセットが必要となります。

  • dSPACE Interface Blockset for ROS 製品情報, PDF, 英語, 228 KB

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