To make the exchange of Simulink® models easy, dSPACE offers the Model Interface Package for Simulink (MIPS) for generating Simulink implementation container (SIC) files.
MIPSおよびSimulink Coderを使用すると、モデリング担当者はSimulinkモデルに基づいてSICファイルを生成できます。これらのコンテナファイルには、VEOS、SCALEXIO、MicroAutoBox IIIなどの幅広いdSPACEシミュレーションプラットフォーム上でさまざまなプロジェクトのモデルを実行するために必要なコードと成果物がすべて含まれています。SICの生成後には、ConfigurationDeskやVEOSを使用するPCにMATLABおよびSimulinkをインストールする必要はありません。
ConfigurationDeskでは、SICファイルに含まれるモデルコードを事前にコンパイルし、その結果として生成されたライブラリファイルを元のコンテナに格納することができます。これにより、複数のリアルタイムアプリケーションで同じSICを使用する場合など、以降のビルドプロセスにおけるコンパイルの時間を削減できます。
さらに、ConfigurationDeskには、SICの事前コンパイル後にSICファイルからソースコードを削除するオプションが用意されています。これは、他の関係者にSICを送信するワークフローにおいて自分の知的財産を保護するものです。
また、ConfigurationDeskは、旧リリースのMIPSで生成されたSICファイルも一定程度までサポートしています。そのため、新しいバージョンのConfigurationDeskに移行した後で、過去にテストした未修整のSICファイルをそのまま使用することが可能です。MIPSは4代前のリリースのMATLABバージョンもサポートしているため、異なるMATLABバージョンで生成されたSICに基づいてマルチモデルアプリケーションを構築することができます。
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