車両のバスおよびネットワークに直感的にアクセスできるソリューションであるdSPACE Bus Navigatorを使用すると、一般的なテストや開発タスクのコストパフォーマンスが向上します。
Bus Navigatorでは、CAN、Ethernet、およびLINバスの通信をモニタリングして、ログに記録することができます。また、記録したCANおよびEthernet通信を再生する機能を備えており、CAN、LINおよびEthernetのメッセージ、フレーム、およびPDUの操作用計器を作成できます。さらに、最先端の通信マトリクスのインポート機能や、メッセージ、フレーム、およびPDUを送信前に操作し除外できる機能も搭載しています。dSPACE Bus Navigatorには、プロトコルスタックなどのEthernetトラフィックをデコードできるEthernet向けのWireshark®プラグインが含まれています。
Bus Navigatorは、dSPACE SCALEXIOシステム、dSPACE VEOSなどの標準プラットフォームや、dSPACE、Vector Informatik社、Kvaser社製のPCバスインターフェース、およびPCのEthernetインターフェース（ループバックを含む）をサポートしています。

Bus Navigatorの使用事例

• バスモニタリング（CAN、CAN FD、LIN、Ethernet）
• バスロギング（CAN、CAN FD、LIN、Ethernet）
• Ethernetデコード
• レイアウト生成（CAN、CAN FD、FlexRay、LIN）
  • CANMM、LINMM、FRCP、Bus ManagerなどのdSPACEバスツールからのレストバス設定の適合
• ログ記録したバス通信の再生（CAN、CAN FD、Ethernet）
• バス解析
  • バス統計情報
  • タイムカーソルのサポート
  • フィルタリング

• CAN（J1939を含む）、CAN FD、LIN、FlexRayおよびEthernetバスのサポート
• dSPACEハードウェア、dSPACE VEOS、PCバスインターフェース（dSPACE、Vector社、Kvaser社製)、およびPCのEthernetインターフェース（ループバックを含む）のサポート
• RXメッセージ、フレーム、PDUの表示や、TXメッセージ、フレーム、（CAN、CAN FD、およびLIN向けの）PDUの設定およびトリガを実行する専用のバス計器
• バスデータ（CAN、CAN FD、LIN、およびEthernet）のモニタリングとロギング
• ログ記録したCAN/CAN FDバス通信の再生
• バス計器の作成、およびバスモニタリングの制御、ロギング、再生における自動化のサポート
• Wiresharkプラグイン対応
• 10進数および16進数間で表示の切り替えが可能（ツリー、モニタリング、レイアウト）
• Monitoring Viewでのタイムカーソルのサポート
• 総合的なバス解析（バス負荷、フレームカウント）とdSPACE SCALEXIOシステム上およびdSPACE VEOSによるCAN/CAN FDに関するバス統計のロギング