次の表は、dSPACE Release 3.5の主な新機能を示しています。これらの機能を使うことにより、プロジェクト所要期間を大幅に短縮できます。
ご不明な点がある場合は、販売代理店にお問い合わせください。
製品 |
新機能 |
MicroAutoBox |
- 8 MBのMicroAutoBoxがサポートされました(この機能は、dSPACE Release 3.4のパッチとして既にリリース済み)。
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RTI |
- [Simulation Parameters]ダイアログボックスまたは[Multiprocessor Setup]ダイアログボックスに、すべてのコード生成オプションが追加されました。
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RTI LIN Blockset |
- Local Interconnect Network(LIN)のマスタ/スレーブ機能がサポートされました(LINのスレーブ機能は、dSPACE Release 3.4の製品版で既にリリース済み)。
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RTI CAN Blockset |
- 1台のCAN制御装置に対して複数のデータベースコンテナ(DBC)ファイルを指定できるようになりました。これにより、たとえば1つのモデルで複数のDBCファイルバージョンをテストできます (この機能は、RTI CAN Blockset 2.1で既にリリース済み、またRTI CAN Blockset 2.1は、dSPACE Release 3.4の製品版に付属)。
- ゲートウェイ経由でのCANバス間通信が可能になりました。
- プラットフォームの切り替えが可能になり、異なるCANプラットフォーム上で同じCANモデルを何度も再利用できるようになりました。
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DS5001 |
- RTLibでボードのタイムベースコネクタがサポートされたことで、他のDS5001ボード、DS2210ボード、またはDS4002ボードと同期化できるようになりました。
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DS1103、MicroAutoBox、DS2210 |
- RTLibによりCAN機能が強化され、処理可能なメッセージ数に制限がなくなりました(dSPACE Release 3.4に含まれているDS4302と同様)。
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DS2003 |
- RTLibの柔軟性が向上し、ボード上のA/Dコンバータのデータバッファの内容を読み出せるようになりました。
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ControlDesk® |
- Python 2.2を使用してテストを自動化できるようになりました。
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MotionDesk |
- 複数のPCをネットワーク接続した環境で、MotionDeskを利用できるようになりました。
- MotionDeskの使い勝手を向上させるためのさまざまな機能が追加されました(例:モーションデータを移動可能オブジェクトにドラッグアンドドロップする機能)。
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互換性情報
- dSPACE Release 3.5のソフトウエアは、MATLAB® Release 13(Simulink® 5.0.1およびReal-Time Workshop 5.0.1を含む)のパッチ適用済みバージョンと完全な互換性があります。MATLAB Release 12.1以前バージョンは、サポートされていません。
- dSPACE Release 3.5のソフトウエアでは、Windows 98、Windows Me、Windows NT 4.0、Windows 2000、およびWindows XPがサポートされています。