次の表は、dSPACE Release 5.2の主な新機能を示しています。
dSPACE Release 5.2は、MMATLAB R13の全般的なサポートを提供する最新のdSPACE Releaseです。唯一の例外は、量産コード生成ツールのTargetLinkです。
製品 |
詳細 |
AutomationDesk 1.4
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- Python標準言語でのプログラムが可能なリアルタイムテスト
- モデルの実行に同期してテストを実行
- DS1006(シングルプロセッサシステム)のサポート
- MATLAB Accessライブラリ
- CalDesk ECU Diagnostics Accessライブラリ
- バージョン管理インターフェース
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ASM 1.2
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- 複雑なガソリンエンジンのシミュレーションに対応した新パッケージ(異なるサプライヤの高圧ポンプを使用したコモンレールシステムや、直噴およびポート噴射など)
- ASMEngineGasolineBasic 1.2
- 従来の名称はASM Engine Gasolineでしたが、現在ではそれと区別するためにASMEngineGasoline 2.0という名称で販売されています。
- ブースト圧と温度をシミュレートするためのターボチャージャモデルを新たに搭載
- DOC(ディーゼル用酸化触媒)およびDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を備えたシステムを新たに搭載DOCとDPFに対応したモデルで、最新のディーゼルエンジンECU開発をサポート
- ASMDriveTrainBasic 1.1
- ASMTurbocharger 1.1
- ASMEnvironment 1.0.1
- ASMVehicleDynamics 1.0.1
- ASMBrakeHydraulics 1.0.1
- ASMParameterization 1.1.1
- ASMUtils 1.2
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CalDesk 1.4
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- Variable EditorによるECU記述ファイルのビジュアル表示、編集、および作成
詳細については、以下を参照してください。 Variable Editor
- 計測:新しいXYプロッタおよびスライドコントロール計器
- データセットマネージャ:操作性の向上
- プロジェクトおよびエクスペリメントナビゲータ: ASAP2プロジェクト情報の表示
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ConfigurationDesk 1.1.2
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- 2チャンネル直噴ドライバーモジュールPS-DINJ 2/1(DS1664)のサポート
- 8チャンネル熱電対センサ入力モジュールSC-Thermo 8/1(DS1638)のサポート(dSPACE Release 5.2以降でプラグインとして利用可能)
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ControlDesk 3.0
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- CAN NavigatorにおけるRTICANMMメッセージの設定
- RTICANMMによって定義されたすべてのRXおよびTXメッセージのツリー表示
- RXおよびTXレイアウトの生成が容易
- DBCバリアントのビジュアル表示および切り替え
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dSPACE FlexRay Configuration Package 1.2 |
- dSPACE FlexRay Configuration Tool 1.2
- RTI FlexRay Configuration Blockset 1.2
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MotionDesk 2.1
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MicroAutoBoxをシミュレーションプラットフォームとしてサポート
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MTest 1.4.1
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バージョン管理インターフェース
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RTI Bypass Blockset 2.2
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- バイパス処理用のCAN Calibration Protocol(CCP)をサポート
- XCP on CAN経由で適合ページを切り替えるオプション
- XCP on CANおよびCCPに対応したECUへのSeed & keyアクセス
- XCP on CANおよびCCPに対応した新しいアップロード/ダウンロードブロック
- dSPACE Variable Editorへの直接インターフェース
- 整数変換オプションの設定が可能(切り上げ/切り捨て)
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RTI CAN MultiMessage Blockset 1.4
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操作
- 各メッセージのダイナミックメッセージトリガオプション:グローバル有効化、強制的な転送(キックアウト)、周期的なメッセージのアクティブ化など
- キックアウトトリガの新しいオプション
- RXとTXの更新/ベースタイムにおける機能強化
操作オプション
- メッセージと信号に関するさまざまな操作オプション(チェックサム、パリティ、トグル、カウンタなど)
- ゲートウェイ信号をカウンタなどの他のソースに直接切り替えるゲートウェイモードのオプションを強化
- ダイナミックメッセージ長(定義されたTXイベントの数)
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RTI LIN MultiMessage Blockset 1.1
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LDF(LINデータベースファイル)とDBCファイルに基づいてLIN設定を操作場合
- Real-Time Interfaceへの追加
- LIN記述ファイルに基づくグラフィカルな設定
- LIN 1.3とLIN 2.0のサポート
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RTI RPCU Blockset 1.3
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- Setupブロック:スレーブ負荷の計測および過負荷による停止
- 角度ベースの信号を生成して外部システムをトリガ
- MC PWM用のトリガ信号を生成してADCをトリガ
- ADC計測(スレーブ上のバッファ)のパフォーマンスを強化(筒内圧の計測など)
- I/O機能が初期化された場合にのみSC/PSモジュール出力を解除
- TPUでのビット出力
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TargetLink 2.2
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- AUTOSARソフトウエアコンポーネント(SWC)のモデリングとコード生成
- ファンクションインターフェースでの構造体ポインタ
- 新しいターゲット最適化モジュールと、拡張されたターゲットシミュレーションモジュール
詳細については、以下を参照してください。 TargetLink 2.2 |
MATLABのサポート
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- R13SP1+ (*)
- R13SP2
- R14SP3
- R2006a+ (**)
- R2006b (**)
新しいTargetLink 2.2 AUTOSAR Moduleは、R14SP2、R2006a+、およびR2006bのみをサポートしています。
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