dSPACE Release 2015-Aでは、MicroAutoBox IIプロトタイピングハードウエアに搭載可能なFPGAボードが新たに追加され、多様なバリアントとより完全なポートフォリオを提供しています。新しいバリアントである1401/1511/1514および1401/1513/1514には、自由にプログラミング可能で非常に強力なXilinx® KintexTM-7 FPGA Board(XC7K325T)が搭載されており、厳しいプロトタイピングタスクの要求にも対応できます。そのため、極めて高速な制御ループが必要なアプリケーションでもFPGA上で直接実行することができます。これらのアプリケーションは、内燃エンジン、モーター制御、ノイズ・振動抑制に関する二次的な計算や、演算負荷の高いシグナルプロセッシングなどの代表的なアプリケーションを含みます。
dSPACEでは、さまざまな適用分野に対応するI/Oインターフェースを備えた各種のプラグオンボードも提供しています。たとえば、ホールセンサ、エンコーダセンサ、レゾルバセンサ向けのインターフェースを備えたDS1553は、モーター制御に使用できます。MicroAutoBox IIの新しいバリアントは、RTI FPGA Programming Blocksetを使用することでSimulinkから直接プログラミングすることができます。また、Xilinx社の新しいVivado®ツールチェーンもサポートしています。さらに、FlexRayインターフェースやCAN FDインターフェースを搭載してシステムを拡張できる2つの標準モジュール(DS4340 FlexRay Interface ModuleおよびDS4342 CAN Interface Module FD)も提供されています。MicroAutoBox IIバリアントの1401/1511/1514および1401/1513/1514は、現在ご注文いただけます。
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