MPC565ベースのRapidPro Control Unitは、MicroAutoBox IIなどの既存のプロトタイピングシステムに対し、追加の入出力機能を提供するインテリジェントI/Oサブユニットとして使用できます。
エンジン/ビークルダイナミクス制御などの用途で、複雑な入出力タスクをプロトタイピングシステムからRapidPro Control Unitにシフトすることができます。また、RapidPro Control Unitには、固有のプロトタイピングシステムに対しさまざまなセンサを適用できるよう、シグナルコンディショニングモジュールを搭載するスペースがあります。
MPC565ベースのRapidPro Control UnitはRapidPro SC Unitと同じアーキテクチャをベースにしています。さらにRapidPro Control Unitは、複雑な入出力タスクの処理に特化したMPC565マイクロコントローラを含む、パワフルなマイクロコントローラモジュールを装備しています。キャリアボードは、最大6つのシグナルコンディショニングモジュール(SCモジュール)と、2つの通信(COM)モジュールを提供します。シグナルコンディショニングモジュールは、SC Unit用のものと同じです。USB構成インターフェースモジュールは、ホストPCとの通信に使用します。LVDSスレーブインターフェースモジュールは、dSPACEプロトタイピングシステム(MicroAutoBox II)との高速な通信を可能にします。RapidPro Control Unitは単独でも使用できますが、他のユニットと組み合わせ、特定の用途に合わせたインテリジェントI/Oサブシステムを構築することもできます。内蔵のUnit Connection Busによって、複数のRapidPro SC UnitまたはPower Unitを、外部配線なしでControl Unitに直接接続できます。ConfigurationDeskでは、単体の制御ユニットやスタックを効率的に設定し診断処理を行うことができます。I/Oのグラフィカルな統合および設定には、RTI RapidPro Control Unit Blocksetを使用できます。このブロックセットは、PWM、ビット入出力、A/D、およびエンジン/シャシ/モーターの制御用の固有の機能など、幅広い標準入出力機能を提供します。モデルへのフィードバック機能を備えた対話形式による診断を追加で実行できます。
パラメータ | 仕様 | ||
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概要 |
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マイクロコントローラモジュール |
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ソフトウェアのサポート | 設定 |
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診断 |
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入出力Real-Time Interface |
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電気的特性 | 電源 |
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機械的特性 | 筐体 |
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サイズ(カバーおよび底板含む) |
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サイズ(カバーおよび底板なし) |
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環境的特性 | 周囲温度 |
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耐振動性 1) |
EN 60068-2-6 |
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ISO 16750-3:2007 / 4.1.2.4 Test IV |
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耐衝撃性 1) |
EN 60068-2-27 |
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ISO 16750-3:2007 / 4.2.2 |
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1) テスト条件およびテスト対象バリアントについての詳細は、当社までお問い合わせください。
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