DS1006 Processor Board1)

複雑なリアルタイムモデルに適した処理能力

DS1006 Processor Boardは、ハイエンドなリアルタイムアプリケーション向けのdSPACEの主力製品です。DS1006は、莫大な演算処理能力を必要とする複雑で高精度なシミュレーションモデルの計算用に設計されています。マルチプロセッサシステムで最大20枚のDS1006をリンクして、演算処理能力と入出力処理能力をさらに向上させることもできます。

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適用分野

DS1006 Processor Boardは、dSPACEのPHSハードウェアの中心部分を構成するプロセッサボードの1つです。このプロセッサボードは、(パワートレインや仮想車両のシミュレーションに見られるような)複雑かつ大規模で演算負荷の高いモデルに適しており、当社の主力製品です。DS1006は、そのようなシミュレーションでリアルタイムシステムに必要な高い処理能力を提供し、入出力ボードとホストPCとのインターフェースの役割も果たします。DS1006は、PHSバス経由であらゆるdSPACE入出力ボードに直接接続できます。

主な利用効果

DS1006 Processor Boardは、クロック周波数が2.8 GHzのクアッドコアAMD Opteron™ x86プロセッサをベースとしています。そのため、大規模なリアルタイムアプリケーションにも常に高いレベルの演算処理能力をもたらします。必要に応じて、Gigabitデータストリーミング用のEthernet I/Oインターフェースや、ホストに依存せずにリアルタイムアプリケーションを自動的に起動するためのフラッシュメモリを追加することができます。

マルチコアプロセッサによる演算能力の増大

マルチコアプロセッサの個々のコアを使用してシステムを設定することができ、また、RTI-MPのGUIによるプログラミングによって、I/Oボードを簡単に割り当てることができます。DS1006マルチコアボードの並列演算能力とコア間における高パフォーマンスのデータ交換機能を利用することで、すべてのアプリケーションの高速化が図られます。

マルチプロセッサ構成

性能をさらに向上させたい場合は、光インターフェースを増設して複数の DS1006 ボードを接続し、マルチプロセッサ システムを構築することができます。DS1006間ではハードウェアを経由して割込みを送信し、最小限の遅延時間でボード間の同期が保証されます。

1) DS1006 Processor Boardの生産は、2024年12月31日に終了する予定です。2021年12月31日までは引き続き製品をご購入いただけます。dSPACEソフトウェアの新しいリリースでは、DS1006 Processor Boardが少なくとも2023年末まではこれまでどおりサポートされます。生産終了後は、この製品に対するいかなる種類のサービスもご利用いただくことができなくなります。新しいプロジェクトでは、DS1006 Processor Boardを使用しないようお願いいたします。新規プロジェクトには、dSPACEのモジュール型リアルタイムシステムの最新テクノロジであるSCALEXIOを使用することをお勧めします。

パラメータ 仕様
プロセッサ
  • クアッドコアAMD Opteron™プロセッサ(2.8 GHz)
  • 4 x 64 kB L1データキャッシュ、4 x 64 kB L1命令キャッシュ、4 x 512 kB L2キャッシュ、6 MB L3キャッシュ
メモリ
  • アプリケーションおよびダイナミックアプリケーションデータ用1 GBのDDR2-800 SDRAMローカルメモリ
  • ホストデータの交換用の4 x 128 MB DDR2-267 SDRAMグローバルメモリ
  • ブートファームウェア用の2 MBのオンボードフラッシュメモリ
  • コンパクトフラッシュカード上のアプリケーションフラッシュメモリ(ControlDesk経由でアクセス)。容量はカードによって異なります。
タイマー
  • 各コアごとに:汎用タイマー x 3
  • マルチプロセッサシステム用の同期時間ベースユニット(STBU)
割込みコントローラ
  • 各コアに対して18個の異なる割込みソースを設定できる1つの割込みコントローラ
  • 接続されたI/Oボードの割込みソースを、内部Gigalinkを経由して各コアから処理することができます。
インターフェース シリアルインターフェース
  • 最大115.2 Kbaudの転送速度を実現する標準UART対応のRS232インターフェース
I/Oボードとの接続
  • PHS++バスインターフェース
  • モジュール型入出力構成用の32ビット入出力バス
  • ピーク転送速度は20 MB/s、新しいI/Oボードでは最大30 MB/s
  • 最大64個のPHSバス割込み
ホストインターフェース
  • フルサイズの16ビットISAスロットが必要
  • 8つの16ビット入出力ポートを経由するインターフェース(ISAバス)
マルチプロセッサシステム
  • DS1006 Processor Boardを追加して、マルチプロセッサシステムを構築
  • 最大20枚のDS1006 Processor Boardの装着が可能
  • 各DS1006ボードのDS911 Gigalink Moduleに最大で4つの高速リンクが接続可能
  • 最大100 mのケーブル長が可能
特性 サイズ
  • 340×125×15 mm(13.4×4.9×0.6インチ)
外気温
  • 0~40 °C(32~104 °F)
冷却
  • アクティブ冷却(ファン)
電源
  • ISAバス:
    • +5 V ±5%、2.0 A(DS911なしの場合)
    • +5 V ±5%、3.0 A(DS911モジュールリビジョン2.0以降の場合)
    • +12 V ±5%、1.5 A
  • CPU電源コネクタ:+5 V ±5 %、20 A

  • DS1006 Processor Board 製品情報, PDF, 英語, 567 KB
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