DS1553 AC Motor Control Moduleは、各種Electric Driveの制御に最適化されたI/Oプラグオンモジュールです。
DS1553は、DS1514 FPGA Base Board搭載のすべてのMicroAutoBox IIIバリアントに実装することができます。
DS1553は、ユーザプログラミング可能なFPGA用のI/OインターフェースをMicroAutoBox IIIに提供します。この方法により、制御ループをMicroAutoBoxのFPGAに直接実装することで、クローズドループの制御アルゴリズムを可能な限り最短の処理時間で超高速に実行することができます。XSG AC Motor Control Libraryでは、一般的なElectric Driveの制御向けの設定可能なエレメントをあらかじめ用意しているため、FPGAベースのモデリングを迅速かつ容易に実現することができます。そのため、お客様は複雑な信号プリプロセス処理を取り扱う必要がなく、CPUおよびFPGA内の新しい制御アルゴリズムの開発に完全に集中できます。
DS1514 FPGA Base Board搭載のMicroAutoBox IIIバリアントを用いたACモーター制御ソリューションとDS1553を組み合わせて使用する場合、DS1553はMicroAutoBox IIIのユーザプログラミング可能なFPGA向けの各種I/Oインターフェースを提供します。これにより、ホール、インクリメンタルエンコーダ、レゾルバ、EnDatおよびSSIといった一般的にモーター向けとして使用されるセンサインターフェースを、FPGAのプログラミングなしでMATLAB®/Simulink®を介してプロセッサ上で完全に制御することができます。
パラメータ | 仕様 |
---|---|
デジタル入力 | 8チャンネル、0~5 V、差動またはシングルエンド、ソフトウェア設定可能 |
デジタル出力 | 16チャンネル、0~5 V、ゲート駆動信号を生成するためのシングルエンド、PWM同期信号、IPモジュールピンの修正により8つのチャンネルを追加したビット出力 |
アナログ入力 | 8チャンネル、ソフトウェア設定可能な入力電圧範囲(± 5 V、± 15 V、± 30 V)、差動、10 Msps |
アナログ出力 | 2チャンネル、-10~10 V(シングルエンド)または-20~20 V(差動、GNDへのリファレンス) |
レゾルバインターフェース | 最大位置分解能16ビット(モーター速度に依存する)。励起信号の生成(3、7、10 Vrms、励起周波数2~20 kHz(250 Hz増分)、ソフトウェア設定可能) |
RS422/RS485 | 2つのシリアル角度計を接続するRS485トランシーバ×4(EnDatまたはSSIインターフェースなど) |
センサ用電源ユニット | 12 V:最大 50 mA 5 V:最大 50 mA(最大750 mAの電流の場合MicroAutoBox III VSENS-PINを使用) |
最新の技術開発動向をつかんで、イノベーションを加速。
メールマガジンの購読希望・変更/配信停止手続き