電気自動車(EV)を電気自動車給電機器(EVSE)とも呼ばれる充電ステーションに接続すると、極めて複雑な暗号化通信が開始されます。この充電通信は、DIN 70121、ISO 15118-2、ISO 15118-20などの仕様によって定義されています。関連するコントローラを開発する場合は、この通信に関する理解が重要です。Wireshark Foundationでは、充電通信の記録および解析をサポートする専用解析ツールを提供しています。 dsV2Gsharkは、 dSPACEが提供する無料のプラグインであり、有益な追加機能を提供します。
dsV2Gsharkの概要と提供される機能
dSPACEのプラグインである dsV2Gshark for Wireshark ® を使用すると、vehicle-to-grid(V2G)とも呼ばれるEVおよびEVSE間のパケットを解析およびデコードすることができます。ここでは、当社の大切なパートナーであり、充電通信分野のソリューションプロバイダであるchargebyte社製の専用デコーダが使用されます。このオープンソースのプラグインを用いると、通信を詳細にビジュアル表示して解析することができ、次のような機能が提供されます。
- V2Gベースのすべてのメッセージのデコード
- XSD仕様に関するV2Gメッセージの妥当性確認
- 各種通信レイヤのカラーハイライトおよびフィルタリング
- プラグアンドチャージ(PnC)証明書の可読性の最適化
- トランスポートレイヤセキュリティ(TLS)のその場での復号
- 不完全な記録の解析