発表日: 2016年12月07日 |
dSPACEでは、2014年からCAN FD通信プロトコルをサポートしていますが、今回、CAN FDがdSPACEソフトウェアおよびハードウェアツールチェーンに完全に統合されました。これにより、ラボまたは実車での機能の初期検証をMicroAutoBox IIなどのラピッドコントロールプロトタイピングシステムで行う際やECU通信のHIL(Hardware-in-the-Loop)テストをSCALEXIOで実行する際にCAN FD経由で通信できるようになります。ISO CAN FD と non-ISO CAN FDのソフトウェア設定を行える機能は2015年から提供されていますが、それに加えて、ウェイクアップ機能やスリープ機能、さらにはパーシャルネットワーキングも利用できるようになりました。CAN FD通信の設定は、Bus Managerまたは実装ソフトウェアReal-Time Interface(RTI)を使用して行うことができます。試験用ソフトウェアControlDeskでは、リアルタイム通信を監視し、修正することも可能です。
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