より正確で、より長期的な天気予報が可能に
Lift-off of MetOp-B from Baikonur Cosmodrome in Kasakhstan on September 17, 2012 . (© 2012 EUMETSAT).
ヨーロッパ気象衛星MetOp-B (MetOp = Meteorological Operational Satellite:気象観測衛星)は、2006年に打ち上げられ設計寿命が終わりに近くなったMetOp-Aの後継衛星となります。さらにMetOp-Bは、2017年末頃までにMetOp-Cと交代する予定です。MetOp-CはMetOpプログラムの3番目の衛星で、2020年まで稼動する予定です。
MetOp衛星に搭載されている不可欠な計器の1つが、IASI(Infrared Atmospheric Sounding Interferometer)です。ISAIは、大気中の成分に関する高精度な垂直方向成分分解データを提供する計測機器です。IASIの主要コンポーネントの1つは、周期的に動作して大量の大気データを導出するために必要な干渉縞を生成するミラーです。ミラーの制御システムはDS1005 PPC Boardとその他のコンポーネントで構成されるdSPACEシステムを使用して開発されました。ミラーの制御システムにとって精度は非常に重要な要件の1つです。さらに、衛星の軌道上で故障が発生すると修復は不可能なため、高い信頼性も極めて重要です。
詳細については、下記を参照してください。
MetOpに関するdSPACE記事(出典:dSPACE NEWS 2/2007)
ESAのWebサイト
MetOp打ち上げの動画