Vienna, Austria / Paderborn, Germany, February 21, 2022 - アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、コネクテッドカー向けの次世代型自動車アプリケーションの開発を強力にサポートするため、dSPACE社(ドイツ)と協業し、Mobile World Congress 2022(MWC)で共同展示を実施します。
MWCでは、アンリツのラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000AとdSPACE社のPCベースのシミュレーションプラットフォーム VEOS、およびセンサリアリスティックシミュレーション用ソリューションのAURELIONを組み合わせ、見通しの悪い交差点で、車と物や人との衝突をどのように回避するかについて、デモンストレーションを行います。
デモンストレーションの概要
このデモンストレーションではアプリケーションの例として、5G通信を経由して車両と交差点エリアに設置されたインフラとの間でセンサーによる情報交換を行うAICW(Advanced Intersection Collision Warning)を紹介します。交差点でよく見られる死角に位置する人や物などの交通弱者(VRU)の警告を出すために、V2X[*1]データとカメラセンサーで収集した映像データを集め分析します。また、V2X危険警告データを提供するための個別のURLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)リンクと、HDビデオを共有するためのeMBB(enhanced Mobile Broadband)リンクを確立するため、5Gネットワークスライシング[*2]技術を使用します。
dSPACE社のコネクティビティ担当者であるGregor Hordys氏は、「このソリューションは、無線通信テストシステムに最先端のセンサリアリスティックシミュレーションと車両シミュレーションを追加し、ラボで5G通信やエッジコンピューティングを使用した高度な接続型の協調自動運転アプリケーションのテストを可能にします。」と述べています。
アンリツのグローバルマーケットテクノロジー部門の責任者であるJonathan Borrillは、「両社の共同作業で生まれたこの強力なソリューションは、5G V2Xのテストとエミュレーションを大きく前進させるものです。この業界の先駆けとなるデモンストレーションは、5G V2Xアプリケーションの発展を示すエキサイティングな例です。」と述べています。
デモンストレーションは、2022年2月28日から3月3日までバルセロナで開催される「Mobile World Congress 2022」のアンリツブース(ホール5、D41)で展示いたします。また、同じく2月28日に開始されるAnritsu Virtual MWC22-Wireless Technology Showroomでもご覧いただけます。ショールームへの入場登録はこちらから: bit.ly/AnritsuMWC22
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