dSPACEがミュンヘンのCharging Competence Centerに充電技術のエキスパートを集結

Developing Fast and Simple Charging with E-Mobility Customers:

ミュンヘン/パーダーボルン、2022年3月1日： dSPACEでは、充電技術の開発およびテストに関する専門知識を集結するため、Project Center Munich（ミュンヘンプロジェクトセンター）の拡張を行っています。同センターの活動は今年で20年目を迎え、Charging Competence Centerが設立されました。dSPACEは、次世代の充電技術の開発と妥当性確認の分野で世界中のお客様をサポートするパートナーとして、開発およびエンジニアリング能力の拡張に重点的に投資しており、Charging Competence Centerへの充電技術に関する開発拠点の移行と現地のエキスパートチームの拡大を通じてスマート充電製品の開発促進を図っています。新しいCharging Competence Centerでは、世界中のすべての充電規格の通信をテストできるソリューションから、各種の充電ステーションエミュレータや規格への準拠に必要な総合的なテストライブラリに至るまで、広範な製品やサービスを提供しています。

ミュンヘンのエキスパートチームは、長年にわたりパーダーボルンにあるdSPACE本社の開発チームと協力して充電技術向けのテストソリューションの開発を進めてきました。ACおよびDC充電用の電源コンポーネントのテストだけでなく、充電ステーションと電気自動車間の複雑な通信のテストにも重点を置いて開発を行っています。

スマート充電ソリューションの実現に向けたプロジェクトのマネージャを長期間にわたり務めており、現在はCharging Competence Centerの所長も兼務するFlorian Bauerは、「操作が容易な急速充電は、電動化モビリティ普及に向けた基本的な前提条件です。私たちは現在、充電ステーションと電気自動車間のインターフェースの妥当性確認に対するニーズが増していると考えています。このような通信は、各システムが個別に開発されているため、複雑になりがちであり、相互運用性の実現に課題があります。私たちは、開発とエンジニアリングの統合を通じて相互運用性を保証し、世界中のお客様の異なる要件に適したソリューションを提供するため、Charging Competence Centerを設立しました。これにより、お客様は開発目標をすばやく達成できるようになります」と述べています。

Charging Competence Centerでは、コンバータ向けのテストソリューションを信号およびパワーの両レベルで開発しつつ、バッテリマネージメントシステムの開発も行っているパーダーボルンの電動化モビリティチームと緊密に協力しています。これにより、dSPACEは文字通り、最も総合的なシミュレーションおよび妥当性確認向けソリューションを世界中のお客様に提供するパートナーとなっています。