パーダーボルン/ミュンヘン、2021年21月09日: BMWグループでは、次世代の開発車両の妥当性確認にdSPACEシミュレータのみを使用します。シミュレーションおよび妥当性確認の分野で長年にわたって構築されてきたBMWグループとdSPACEとのパートナーシップは、引き続き継続することになります。BMWグループは、世界中の各開発拠点において、さまざまなハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントで構成されたdSPACE HIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレータを使用して、Electric Drive、メモリ管理システム、エネルギー管理システム、ビークルダイナミクスシステム、および運転支援システムなどの包括的なテストを行います。dSPACEにとって、これは創業以来最も大規模な導入実績の1つとなります。
dSPACEグループのCEOであるMartin Goetzelerは、「BMWグループの次世代の車両開発において、当社の専門技術が一層の信頼を得たことを大変嬉しく思います。これを励みに、BMWグループとの長期的なパートナーシップならびに建設的な協力関係をさらに強化し拡大させていきたいと考えます」と述べています。
今回の合意は、SCALEXIOベースのハードウェアおよびソフトウェアコンポーネント、および総合的なシステムの納入に関するものです。総合的なバスやネットワークのサポートも含むdSPACEの強力なSCALEXIOリアルタイムテストシステムは、自動車メーカーの開発プロセスに最適に統合できるようになっています。これにより、それらのお客様は現実的なテストや車載エレクトロニクスの妥当性確認作業の高度な自動化を実現することが可能です。BMWグループは25年以上にわたってdSPACE製のHILシステムを使用しており、dSPACEとの連携を通じて、HILテクノロジの開発を進歩させてきました。
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