東京、2018年6月5日: dSPACEは、組込みソフトウェアの開発用ツールプロバイダの中で、AUTOSAR 4.3に準拠したさまざまな最新機能を開発および妥当性確認するのに必要な総合的な機能を実装した製品を初めて提供しました。dSPACEの実績あるツールを使用すると、セキュアオンボード通信(SecOC)、グローバル時間同期(GTS)、エンドツーエンド(E2E)保護の拡張など、これまで多くの開発者の課題であったテクノロジを直接開発およびテストできるようになります。また、dSPACEでは、さまざまな技術的ノウハウに基づき、新機能の導入や妥当性確認に関して幅広いサポートをお客様に提供しています。
新たなAUTOSAR 4.3規格に基づいた手法を利用するのは主に、開発サイクルのさらなる短縮の中でより多くの課題に対応しなければならないセーフティクリティカルな運転機能の開発者であり、CAN、CAN FD、FlexRay、車載Ethernetなどの車載バスネットワークにおける情報認証(SecOC)、グローバルタイムスタンプ(GTS)、およびデータの整合性検証(E2E)機能の強化といった課題への対応が可能になります。これまで、多くのテストツールでは、このような課題への対応には限界がありました。また、自動車業界のテスト部門の多くでは、新たな機能を適切に実装するためのノウハウやテスト手法の導入に苦心していました。
このため、dSPACEツールチェーンでは、AUTOSAR 4.3規格に準拠してモデルベース開発を行うのに適した単一のブロックセットやツールから、AUTOSAR 4.3準拠のECU向けのターンキーHILテストシステムに至るまで、開発プロセス全体を通じたサポートをお客様に提供しています。また、dSPACEの専門技術者が持つ幅広い専門知識を直接ご活用いただくことも可能です。必要な場合には、これらの専門技術者が、長年にわたる経験に基づいてお客様のプロジェクトに参加し、ネットワーク記述ファイルの導入前にこれらの確認や解析作業などを行います。
最新の技術開発動向をつかんで、イノベーションを加速。
メールマガジンの購読希望・変更/配信停止手続き