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dSPACEがCAN FDによるECUへの直接アクセスを実現

従来のCANと比べてはるかに広い帯域幅を使用

  • XCP on CAN FD経由での高度なECUバイパス処理
  • データスループットの向上により、ホストからECUネットワークへのアクセスが容易に

東京、2016524 dSPACEは、ラピッドコントロールプロトタイピング(RCP)で最新のCAN FDデータバス規格を使用できるようにするため、より多くの機能を搭載した総合的なツールチェーンの拡張を行いました。CAN FDに対応したXCP規格のサポートにより、従来のCANバス使用時よりもはるかに広い帯域幅が使用できるようになり、電子制御ユニット(ECU)の高度なバイパス処理や高速なネットワークアクセスが可能になっています。

CAN FDを直接経由する高度なECUバイパス処理

dSPACEでは、CAN FD通信バス規格のサポートにより、XCP経由でのECUバイパス処理も実現しています。これにより、CANを使用した従来のバイパス処理に比べ、ECUとdSPACE MicroAutoBox IIなどのRCPシステムとの間でこれまで以上に大容量のデータを、より高速かつ同期的に交換することが可能です。この手法では、ECUやdSPACE RCPシステム上の既存のCAN FDインターフェースが使用されるため、ハードウェアを追加する必要はありません。RCPシステムにバイパスモデルを実装する際は、あらゆるユーザ設定を実績のあるdSPACE RTI Bypass Blocksetで行うことができます。新たなCAN FDによるバイパス処理のサポートは、お客様がプロジェクトに理想的なバイパスインターフェースを選択する上での魅力的なオプションになります。

DCI-CAN2により、ホストPCからのバスアクセスが実現

新たなDCI-CAN2通信インターフェースを使用すると、既存のPCからCANまたはCAN FDベースのECUネットワークに容易にアクセスすることができます。小型で堅牢なDCI-CAN2では、ホストPCのUSBインターフェースを使用してECUバスネットワークと通信します。この方法では、dSPACE ControlDeskのBus Navigatorを使用してCAN/CAN FDデータを容易にモニタリングおよびビジュアル表示することができ、それらをホストPCでの解析や診断に使用できます。また、DCI-CAN2はUSBコネクタでの給電が可能なため、インターフェースを使用する際に他のコネクタは一切不要です。

外部バイパス処理について
外部バイパス処理が適しているのは、新しいソフトウェア制御ロジックを開発し、現行の制御システムを最適化する場合です。外部バイパス処理では、既存の制御ストラテジの実行には量産ECUが使用される一方で、dSPACEプロトタイパーのハードウェア上では新たに開発された制御ロジックが同期的に実行されます。外部バイパス処理には、RAM、ROM、プロセッサのパフォーマンス、入出力チャンネルなどのリソースの制限がほとんどないため、これを使用することで設計フェーズにおいて最大限の柔軟性が得られます。複雑なバイパス処理の制御ロジックでも、リアルタイム動作は保証されています。必要なセンサやアクチュエータは、プロトタイピングシステムに直接接続することができます。dSPACEでは、CCP、XCP(on CAN、CAN FD、FlexRay、Ethernet)など、ECUにプロトタイピングシステムを接続するための多数のインターフェースをサポートしており、マイクロコントローラのオンチップデバッグインターフェースを介したアクセスもサポートしています。

CAN FDについて
CAN FD(FD = flexible data rate)では、従来のCANプロトコルに比べて、はるかに高いデータスループットとペイロード長が提供されています。CAN FDを使用すると、データスループットレートの向上により、数Mbit/sの転送速度と最大64バイトのペイロード長(従来のCANプロトコルでは8バイト)を実現できます。

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