dSPACEが提供するオンターゲットプロトタイピングでは、ターゲットプラットフォーム上で新しい制御方式を直接評価できるため、量産化に適した制御機能の動作を最小限のサイクルで保証することができます。
RTI Bypass Blocksetのバージョン3.16以降では、テストの信頼性を向上させながらプロトタイプと量産コントローラの動作間における誤差を最小化するため、ARM、Cortex-R、Infineon TriCore、Renesas V850/RH850、およびNXP MPC5xxxアーキテクチャをベースとしたECUでGreen Hillsコンパイラを使用できるようにしています。Green Hillsコンパイラは自動車業界で幅広く使用されているため、量産コードの生成に使用するのと同じコンパイラを用いてターゲットプラットフォーム上にプロトタイプコントローラを実装することができます。
また、dSPACE TargetLinkで量産コードを生成している場合は、それを使用してプロトタイプコードを生成することもできます。これにより、開発者は最終的なハードウェア上でプロトタイプコントローラの実装を確実に評価し、テストの完了後には最小限の労力でモデルを量産コードに変換することができます。実績あるHighTecコンパイラも、これまでどおり使用可能です。
最新の技術開発動向をつかんで、イノベーションを加速。
メールマガジンの購読希望・変更/配信停止手続き