発表日: 2019年11月19日 |
AUTOSAR Classic Platform向けのソフトウェアコンポーネントのモデルベース開発において長年市場をリードしてきた量産コード生成ツールであるTargetLinkは、バージョン5.0が発表されました。この新しいバージョンでは、AUTOSAR Adaptive Platform向けのコードをモデルベースで生成することができます。また、TargetLink 5.0ではインクリメンタルコード生成を使った分散型の開発環境の構築がさらに容易になっています。たとえば、TargetLink Data Dictionaryでデータストアメモリブロックを指定し、それらを個別の開発モジュール内で共有して使用することができます。さらに、dSPACEではお客様のフィードバックを分析することにより、新バージョンのData Dictionary ManagerとProperty Manager(TargetLinkで簡単にモデルプロパティを操作するためのdSPACEツール)のユーザエクスペリエンスもさらに向上しました。Property Managerには、新たに動的なメッセージ表示機能であるValidation Summaryが搭載されており、すばやくエラーに対処することができます。Data Dictionary Managerには、ユーザインターフェースをAUTOSARファイルのエクスポート用に改良するなど、各種の機能拡張が行われました。TargetLink 5.0では、継承されたデータタイプの解析精度の向上など、ほかにもさまざまな新しい機能や改善が実装されています。
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