ECU開発で次のようなことで困っていませんか?
- HILの数に限りがあるため、繁忙期が来ると深夜・早朝にならないと使えない
- ECUの開発が遅れてソフトウェアのテストができない
- 制御アプリケーションのテストをMILでやっているが、次のテストはECUが完成した後でないとできない
- 製品にバリエーションが多く、評価設備のセッティングだけで30分以上かかる
- HILを買う予算は確保したが置く場所がない
- ECUを使ってテストしている最中に壊してしまう
- 製品の機能が多く、複雑になってきたためテストケースが爆発的に増えた
- 海外の拠点でも国内と同じテスト環境を用意しなければならなくなった
このような困りごとをバーチャルECU (V-ECU) で解決できる可能性があります
そもそもV-ECUとは
実際のECUのソースコードの一部を使って生成された、dSPACEのVEOSと呼ばれる仮想プラットフォーム上で動作する実行体のことをV-ECUと言います。
MIL(Model-in-the-Loop)は仕様検討時に制御アプリケーションの仕様を確定するために、制御モデルを使用して検証を行います。一方、SIL(Software-in-the-Loop)はシミュレーション環境で制御アプリケーションの製品コードを検証します。V-ECUを用いたSIL(eSIL)では、製品コードの他に、AUTOSAR RTE(Runtime Environment)やOSを含んでおり、タスクも考慮したシミュレーションが可能です。BSW(Basic Software)を追加すれば、バス通信なども含んだより多くの検証や妥当性確認が可能となります。
V-ECUを導入する効果
V-ECUは開発を効率化するためのツールであり、効率化の対象は、主に「空間」と「時間」です。
空間的な要素としては、遠く離れた国内外の拠点での環境の共有やクラウドでの開発が可能であること、特別な評価機材不要で設置場所も節約可能であることが挙げられます。
次に時間的な要素では、実機の完成を待たずに評価が可能なこと、評価実行時間が実時間より短縮できること、評価機材の準備/撤収時間が節約可能なことが挙げられます。
また、ライセンスを追加するだけでプラットフォームの増設が可能なため、ハードウェアプラットフォームのように大きな空間も制作時間も不要です。このことは、空間的にも時間的にも効率化が可能と言えます。
最後に、空間的・時間的要素に加え、安全に試験ができるという効果もあります。
なぜ、V-ECUなのか?
ここまででV-ECUについてと、その効果について触れてきました。
この動画ではさらに
- 困りごとに対してV-ECUのどの効果が有効であるか
- V-ECUがV字プロセスに対してどのような効果をもたらすか
- V-ECUの仮想レベルと作る際のポイント
- CI/CDとの関係
を説明していますので、ぜひご覧ください。