デジタルシミュレーションの恩恵
デジタルシミュレーションが広く普及する前は、各種マイコン専用の手書きCコードの実装と実機実験の繰り返しが当たり前でした。実際の車両を利用した実験を評価・確認したあと、結果を元にCコードを書き換えてまた実装。何度となく繰り返す作業に、膨大な時間やコストがかかっていました。
また、排ガスや事故など安全に関する実験をしようとしても、試験環境の再現に限界があります。多数の部品やソフトの組み合わせは膨大な量になり、本当の意味で包括的・網羅的に検証することは困難だったのです。
デジタルシミュレーションを活用すれば、物理的な車両・部品の個体差、環境の影響を排して理論的な環境が再現でき、パラメータの変更だけで危険な条件なども再現できます。そのため、車両や制御ソフトウェアの開発と検証のプロセスが大幅に改善されました。
dSPACEは、モデルやCコードによる仮想検証から、実際の電子制御ユニット(ECU)を検証するリアルタイムシミュレータ(HILシミュレータ)まで、全工程のシミューレーションノウハウを持ち、自動車や航空機業界で35年以上の実績を重ね、信頼を得ています。