For a better experience on dSPACE.com, enable JavaScript in your browser. Thank you!

Tomorrow’s Engineers

ハイブリッド自転車: dSPACEが学生の研究をサポート

制動時のエネルギーを蓄積し、加速時に放出してアシストするハイブリッド自転車。
パーダーボルンの3 人の学生と物理の担当教師が、この斬新でエキサイティングな
アイデアにより、地域のYoung Scientists Competition で最優秀賞を受賞しました。
dSPACE は、このプロジェクトに必要な部品やツールの購入資金を提供し、若いエン
ジニアに助言を与えて支援しました。この助成金はdSPACE のProMINT イニシアチ
ブ(数学、情報科学、自然科学、工学)の一環です。ProMINT イニシアチブは、大学レ
ベルで学生の科学および工学の研究を奨励することを目的としています。

ハイブリッド自転車:スタート時の動力

サイクリングは健康的で環境に優しいス ポーツです。しかし、停止と発進のたびに、 すなわちブレーキをかけその後再び発進 したり加速するたびに、筋肉にかなりの負 担をかけることになります。長距離を走行 するとなるとさらに大変で、このために、 本当はもっと自転車に乗りたいと思ってい ても、車を利用することがよくあります。 もし、ブレーキをかけるときに失われるエ ネルギーを走り出すときに利用できたらど うでしょうか?実はこれは実現可能なこと なのです。それをパーダーボルンにある Theodorianum School の学生3 人が、 物理担当教師のサポートとdSPACE エン ジニアのアドバイスによって実現しました。 研究の成果は大変素晴らしいものでした。 電気モーターで制動時に失われるエネル ギーの大部分を回収し発進または加速す るときに放出するという回生システム―そ れを搭載したハイブリッド自転車が完成し ました。前輪のハブ軸に取り付けた電気 モーターは、実際には、一体型のブレーキ 兼駆動装置です。エネルギーの蓄積には バッテリーが使用されます。簡単な電子制 御装置でエネルギーの流れを制御し、乗り 手はポテンショメータを使用して、ブレーキ をかけたり加速することができます。マイク ロコントローラのプログラミングは特に難 題でしたが、学生たちはこれをいとも鮮や かにやり遂げました。この革新的なハイブ リッド自転車によって、この学生達が Young Scientists Competition の地域 レベルでは堂々の1 位、州レベルでは2 位、 そして特別賞も受賞したのも当然のことで しょう。皆さん、おめでとうございます!

制動エネルギーを蓄積し、加速時に放出するハイブリッド自転車 – この革新的なプロトタイプによって、パーダーボルンの3 人の学生がYoung Scientists Competition で最優秀賞を受賞しました。dSPACE は、部品やツールを購入するために、この若い研究者を金銭的に支援し、彼らのアイデアを実現 するために技術的なアドバイスを提供しました。

インタビュー Dr. Herbert Schütte、 Director of Applications & Engineering(dSPACE)

自動車業界の大手企業向けではなく学 生プロジェクトにコンサルティングサー ビスを提供されたそうですが、どのよう にお感じになりましたか?

まず、学生たちの熱意と技術的な創造性 には本当に感心しました。これらはまさ に将来のエンジニアに必要な資質といえ るでしょう。決してあきらめず、常識にと らわれない解決策を進んで試す。産業界 においても、これは未来の技術を開発す るための最も大事な姿勢です。学生たち は、ソフトウエアとハードウエアについて 驚くほど高いレベルの知識を持っていま したし、エンジニアリング部門の同僚も 私も、彼らと共に作業を行い本当に楽し い時間を過ごすことができました。今後 も、dSPACE のお客様向けアプリケー ションおよびエンジニアリング部門の責 任者としての業務以外に、ProMINT プ ロジェクトにも十分な時間を割いてアド バイスを続けて行きたいと思っています。
 

dSPACE は、どのようにして技術や科学 に対する若者の関心を刺激できるので しょうか?

これは技術に限った話ではないでしょう が、どのテーマに対する関心を深める場 合でも、まずともかくその対象に出会う 必要があります。現在、大部分の若者は、 携帯電話、自動車、カメラなど、毎日電 子システムに触れています。ただ、残念な ことに、彼らは、それがどのように機能し て開発されているかまったく知らないよう です。学生時代に技術に触れる機会がな ければ、電子制御の開発が楽しいことな ど分かるはずがありません。知識の急速 な拡大の中で学校教育で取り扱うこと ができるのは、ほんの一握りです。制御 工学は、dSPACE にとっては特に興味深 い分野ではありますが、実際には数多く のテーマのほんの一例に過ぎません。そ のような状況でdSPACE ができること、 そしてやりたいと思っていることは、広い 意味での技術的な実地体験を提供し、技 術的な関心を刺激することです。これは dSPACE が最も得意とするところです。 たとえば、物理のクラスでわくわくするよ うな実演授業を行なうこと、当社の施設 への見学を受け入れること、ハイブリッド 自転車のようなプロジェクトを支援する ことなどです。私は、ProMINT プロジェ クトでのこれまでの活動を通して、すでに 何人かの若者が技術または科学の道に 進む決意を固めていると確信しています。 いずれ彼らがdSPACE の若いエンジニ アになってくれれば、一層嬉しく思います。

インタビューにご協力頂き、ありがとうご ざいました。