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Getting Better and Better

テストオートメーションの過去、現在、未来

発行元: dSPACE Magazine 3/2009, Oct 2009

AutomationDesk(dSPACE のテスト用ソフトウエア)およびテスト分野の今後の開発について、テストおよび試験用ソフトウエア担当の製品マネージャであるDr. Klaus Lamberg とのインタビューをレポートします。

dSPACE はテストオートメーション分野で長い歴史を持っています。この分野でのdSPACE の歩みと現在の位置について話していただけますか?

1990 年代半ばからテストオートメーショ ンはますます重要な分野となってきました。 これはHIL シミュレーションが電子制御ユ ニット(ECU)のテスト分野全体でますま す頻繁に使用されるようになってきたため です。1990 年代から、dSPACE はお客様 と共にあらゆるテストオートメーションプロ ジェクトに関わってきました。お客様と協 力して特定のテスト環境を構築し、実装し ました。1990 年代を通じてこれらのプロ ジェクトから得た知識が、2003 年にリリー スされたAutomationDesk の開発に活 かされました。この後も、さまざまな点で 改良を行いました。特筆すべきは、テスト 開発を改善する多くの機能を提供した Version 2.0(2007 年にリリース)です。 お客様からも高い評価を受けました。この 後のバージョンでは、デバッガや評価ライ ブラリなどが追加されました。結果として、 現在では、自動化ECU テストを開発およ び実行するための非常に成熟した製品を 提供できるようになりました。 このようなサクセスストーリーだけでも十 分注目に値するものですが、dSPACE は プロセス統合とオープン性の向上に向け てさらに前進しています。

dSPACE はプロセス統合とオープン性をどのようにサポートしているのですか?

プロセス統合の改善には、DOORS Connect & Sync Module を提供しています。これは、AutomationDesk と要件 管理ツールDOORS® 間のインターフェー スです。このモジュールを使用すると、 DOORS®のテスト仕様とAutomationDesk の対応するテストプロジェクトを同期化され た状態に保つことができます。オープン性を 実現する方法の1 つは、AutomationDesk を他のHIL システムに接続することです。 これについては、各種外部システムですでに 成功を収めています。

さらに、現在と将来のテストに関するお客様の課題がどこにあるかを見極めなければなりません。現在の問題には、体系化されたテストプロセス、テストの再利用、テストタスクの整理と構造化、チーム作業、プロセス全体へのテストタスクの統合などがあります。

「テストは、プロセス全体の重要な一部です。片手間に行うことはできません」

dSPACE はこれらの問題にどのように対応しているのですか?

AutomationDesk の次のバージョン (2009 年末リリース予定)では、ASAM 委員会によって最近制定された新しいHIL API というテストオートメーションツールと テストシステム間のインターフェース(44 ページを参照)を追加します。このインター フェースにより、他のサプライヤの異なるテ ストシステムもAutomationDesk と組み 合わせて使用できるため、テストの再利用 も実現できます。この結果、テスト用ソフト ウエアへの投資だけではなく、ユーザのト レーニングやテスト開発への投資も保護で きます。さらに、AutomationDesk では XML のインポートおよびエクスポートもサ ポートされており、AutomationDesk に依 存しないテストプロジェクトの保管や他の ツールとのやりとりも実現されます。 ただし、技術的な機能だけではなく、作業 手法や、特に経験を重視することが非常に 重要です。ここで登場するのがサービスの 問題です。dSPACE は、多数のプロジェク トで得た経験に基づいて、お客様が最初か らチーム作業や既存テストの再利用に向け たプロセスやテストプロジェクトの運用が できるようにお手伝いすることができます。

テスト用ソフトウエアだけでは成功できないということでしょうか?

その通りです。テストは、開発プロセスの中 でも複雑で、コストのかかる、責任の重いタ スクです。片手間に行うことはできません。dSPACE の経験によると、アプローチが 体系化され、十分に考慮されているほど、 最終的なテスト環境の効率が高まり、他 のテストシステムおよびテストプロジェクト において、より高い確率でテストを再利用 できます。この意味で、dSPACE はお客様 がテストを開始するときこそ最高のサポー トを提供できると考えています。

「 AutomationDesk の便利な機能と dSPACE の豊富 なプロジェクト経験を組み合わせることによって、 お客様の生産性を非常に短期間で向上させるお手伝 いをいたします」

将来はどのような開発が予想されますか?

全体的には、より多くのお客様が独自開発 ソフトウエアから市販製品に乗り換えてい ます。保守、サービス、および継続開発で非 常に多くの作業が必要となることが理解さ れたためです。したがって、テストソフトウエ アの制作はツールメーカーに委ねられます。

現在、dSPACE が大きな役割を果たした もう1 つの規格が、ASAM 委員会によっ て実行に移されようとしています。これは、 XML を使用して異なるテストツール間で テストをやり取りするためのテキスト交換 形式で、これによりテストの再利用が可能 になります。

dSPACE では、製品開発のさらなる仮想 化もテスト分野に新しい可能性をもたらす と見ています。ECUレベルおよびシステム レベルのモデルの重要性が高まれば、テ ストは初期の開発段階にまで移動するこ とが可能です。dSPACE ではこれを「仮 想HIL テスト」と呼んでいます。仮想HIL テストは、従来のHIL テストを補完するも のです。この目的は、初期の開発段階にお ける開発の成熟度を高めることです。 dSPACE は、この分野で重要な役割を果 たすことになると思います。

Dr. Klaus Lamberg, Product Manager of test and experiment software, dSPACE GmbH

ありがとうございました。

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