Simulink ® を使用してDC/DCコンバータ用制御アプリケーションを使用すると、dSPACEリアルタイムシステムの強力なプロセッサを簡単にプログラミングすることができます。また、選択したリアルタイムシステムに応じて、アプリケーションにアクセスする際に必要なI/O機能が提供されます。これらは、dSPACEの設定および実装ソフトウェアConfigurationDeskを使用して設定し、Simulinkモデルに追加することができます。
当社では、さまざまなI/Oモジュールを活用できるMicroAutoBoxを車載プロトタイピング向けに提供しています。プロセッサベースでの開発にはDS1511およびDS1513バリアントを使用できます。DS1514およびDS1553モジュールを追加すれば、FPGAベースでの開発も可能です。
モジュール型のSCALEXIOシステムには、2つのハウジングが提供されており、車載アプリケーション向けのSCALEXIO AutoBoxとラボでのテスト向けのSCALEXIO LabBoxを使用できます。また、これらのハウジングにDS6001 Processor Boardを搭載すれば、ラピッドコントロールプロトタイピングを行うことができます。さらに、必要な場合は、多数提供されているSCALEXIO I/Oボードの中から1つ以上を使用してシステムを拡張することが可能です。このような場合には、専用のPWMおよびアナログ/デジタルコンバータ(ADC)機能を備えたDS6121 Multi-I/O Boardが特に適しています。
FPGAライブラリコンポーネント(PWMなど)は、異なるI/Oモジュールを備えたさまざまなFPGAプラットフォームで自由に組み合わせることができ、さらにカスタムデザインコンポーネントに接続することもできます。XSG Utils Libraryを使用すると、カスタム制御アルゴリズムまたはその一部をFPGA(Field-Programmable Gate Array)で作成することができます。FPGAでは主に、プロジェクト固有のI/Oの読み取りとフィルタリング、およびPWMパターンの柔軟な生成を行います。XSG Utils Libraryは、カスタム制御アルゴリズムまたはその一部をFPGAで計算することで、サンプリングレートが50 kHzを超える高性能のDC/DCを制御します。
dSPACEでは、各種DC/DCコンバータトポロジを制御するために、DS1514 FPGA Base Boardを搭載したすべてのMicroAutoBox IIIバリアントに簡単に統合できるDS1553 AC Motor Control Moduleを提供しています。また、SCALEXIO FPGA Base Board(DS2655、DS6601、またはDS6602)および関連I/Oモジュール(DS2655M1またはDS6651)搭載のSCALEXIO AutoBoxを使用することもできます。ラボで使用する場合は、SCALEXIOボードをSCALEXIO LabBoxに実装することもできます。
dSPACEは、この使用事例に特化したソフトウェアおよびハードウェアパッケージを割引価格で提供しています。
詳細については、当社のAdvanced Control Education(ACE)Kitsをご確認ください。
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