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小型モーターのエミュレートに対応したHILシステム

パワーレベルでの補助システムのテスト

パワーレベルでは、実際のパワーステージはテストに含まれており、モーターのみが電気負荷によってエミュレートされるため、テスト対象デバイスを改変する必要がなく、メカニカルテストベンチと比べ、適用される安全上の制約はほんのわずかです。


適用分野


  • パワーレベルでのモーター(ブラシレスDCモーター、誘導モーター、永久磁石同期モーター)のエミュレート
  • 電動ステアリングシステム、ギアボックス用アクチュエータ、燃料ポンプなどを極めて動的に計測する場合や高速で動作させる場合に最適
  • バーチャルビークル環境へのElectric Driveの統合

要点


  • モーターモデルへのフルアクセスが可能。モーターのパラメータを容易に修正することができます。
  • 高性能な電子負荷により、ECUからの全電力を低減することが可能
  • 1モジュールあたり最大60 Vおよび最大100 A(50 A RMS)を供給し、並列動作をサポート
  • ユーザによるプログラミングが可能なFPGAボードにより、Electric Driveシステムのダイナミックパートを計算
  • フィードスルー時間の最小化により、電流リップル(PWM効果)のシミュレーションをサポート
  • PWMパワーステージに負荷をかけるのに最適な高速電流変動
  • 高い精度での電流エミュレーション
  • メカニカルテストベンチと比べて柔軟性が向上
  • 複数のプロセッサユニットを搭載したマルチプロセッサシステムのサポートにより、処理能力が増大

最大30 V
DS5380電子負荷モジュールは、パワーステアリングシステムなどで使用されるモーターのエミュレーションに必要な高速操作用に最適化されています。このモジュールは電流シンクおよび電流ソースのいずれとしても動作可能で、両方向の電流フローを提供することができます。すなわち、このモジュールは実際のモーターECUの出力電流を消費または生成します。DS5380電子負荷モジュールは、dSPACEシミュレータ向けのDS5203 FPGA BoardまたはSCALEXIO®向けのDS2655 FPGA Base Boardと組み合せて使用できます。これらのボードをXSG Electric Components Libraryと組み合わせると、モーターの制御に必要な高速な応答時間が実現されます。いずれのボードでも、FPGAは、XSG Electric Components Libraryなどからモーターのシミュレーションモデルの一部を計算し、電子負荷モジュールを操作します。


最大60 V
DS5381電子負荷モジュールは、モーターおよび発電機の電流(最大電圧60V)をエミュレートします。電流と電圧の制御モードを動的に切り替えることにより、ブースターコンポーネントを追加せずにフローティングブラシレスDC(BLDC)モーターをエミュレートできるようになります。このモジュールは、60 Vまでの電圧範囲に対応するため、高電圧の48 V車両電源での使用に最適です。


このモジュールは3相モーターユニットのエミュレーションにも最適です。エネルギー回生機能も備えているため、システム全体のエネルギー効率が向上します。代表的なテストアプリケーションとしては、電動パワーステアリング、スタータ/ジェネレータシステム、およびマイルドハイブリッドドライブなどがあります。電子負荷でより大きな電流を得るために、複数の負荷を並列に接続して動作させることが可能です。


必要に応じて、最大800 Vの電圧範囲向けの電子負荷モジュールを提供することもできます。

シミュレーションシステムは、開発者が自動化されたテストをより正確に認識できるよう、3Dビジュアル表示ソフトウェア、ステアリングホイール、または運転席全体を用いて拡張することができ、開発者が着座してシステムを「運転」できるようになっています。


ASM Vehicle Dynamicsなどのシミュレーションモデルを使用すると、システムを現実に即して動作させることができます。