「次世代のモビリティの探求」をスローガンとして、第1回のdSPACE World Conferenceが開催されました。世界中の業界リーダーたちが最新の開発活動を参加者に発表しました。dSPACEは、データドリブン開発やシナリオベーステストに対応した独自のソリューションチェーンと、電動化モビリティの開発およびテスト向けの総合的なソリューションポートフォリオを展示しました。

初のdSPACE World Conferenceが、2019年11月にドイツのミュンヘンで開催されました。500名を超える自動車業界の専門家たちが、日々の忙しい業務の合間を縫って、世界をまたぐ活動家や革新的リーダーたちのプレゼンテーションから刺激を受けようと30ヶ国から集まりました。また参加者たちはこのカンファレンスを、電気自動車や自動運転領域の先駆的ソリューションについて、他の業界エキスパートたちと議論を交わすプラットフォームとしても活用しました。

dSPACE GmbH のCEO、Martin Goetzelerによる開会の挨拶

シミュレーションおよび妥当性確認分野のパートナー

dSPACEのCEOであるMartin Goetzelerは、「業界が目まぐるしく変化する中、このカンファレンスは、お客様が現在直面している課題にさまざまな考え方や解決策を提供する場となりました」と述べています。電気自動車や自動運転車両の開発は、シミュレーションや妥当性確認、認証へ新たな要件を提起させます。Goetzelerは、「dSPACEがこのような状況における、シミュレーションおよび妥当性確認分野の信頼できるパートナーであることを強く自負しております」とも述べました。

展示品のハイライト

このカンファレンスでは、さまざまなプレゼンテーションの他にも、dSPACEやパートナー企業の新しいテクノロジおよびソリューションが紹介されました。dSPACEの社員は展示会場で約30種類のデモを行い、エンドトゥエンドのソリューションを用いて自動車メーカーが電気自動車のバッテリやモーターをどのようにテストしていくかや、自動運転機能をいかに迅速に実用化できるかなどを示しました。また、データドリブン開発プロセス向けのソリューションを提供するということも、本カンファレンスの重要なテーマの1つでした。これについてもデモ用ステーションを使用して、データの記録やシナリオ生成からクラウドテストや妥当性確認に至るまで、十分に解説がなされました。

謝辞

dSPACEは講演者、お客様、およびパートナーの皆様に心よりの感謝を述べたいと思います。ご参加、ありがとうございました。2日間のカンファレンスで皆様と過ごした時間は非常に有意義なものでした。次回のdSPACE World Conferenceでも皆様と再びお会いできることを楽しみにしています。

dSPACE MAGAZINE、2019年11月発行

その他の情報

  • ADASおよび自動運転
    ADASおよび自動運転

    オープンなエンドトゥエンドのシミュレーションおよび妥当性確認ソリューションを通じてより安全な自動運転を実現

  • 電動化モビリティ
    電動化モビリティ

    当社のソリューションは、信号レベルやパワーレベルのテストに対応したインターフェースを含む強力なものであり、考えられるすべての電動化モビリティアプリケーションに使用可能です。

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