自動車のセーフティクリティカルなE/Eシステム用の機能安全規格であるISO 26262に加え、ISO 21448 SOTIF規格では意図された機能の安全性(SOTIF)を取り上げており、運転支援システムと自動運転機能の安全基準の確立を目指しています。
SOTIFでは、意図された機能で生じる機能的欠陥に起因する危険や合理的に予測可能な個人による誤用を原因とする不合理なリスクをなくすことに重点を置いています。
自動運転機能や自律走行および半自律走行車両を開発するうえでは、的確な状況認識によって安全を確保することが非常に重要になります。SOTIFには、複雑なセンサや処理アルゴリズムによって状況を認識するための手順が記載されています。OICA/SAE J3016に規定された自動レベル2以上の自動車システムにとって、SOTIFに準拠した対策を定義することは不可欠です。
dSPACEでは、SOTIFに準拠した対策を定義し、それらを実装したプロセスや方法論、ツール、検証および妥当性確認手法を導入するためのコンサルティングサービスを提供しています。
dSPACEは、SOTIFをVDA(Verband der Automobilindustrie – ドイツ自動車工業会)のISO 21448(NA 052-00-32-08-06 AK „SOTIF“)規格として標準化するためのワーキンググループに参加しています。
最新の技術開発動向をつかんで、イノベーションを加速。
メールマガジンの購読希望・変更/配信停止手続き