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XILクロステスト

XIL APIにより容易なデータ交換が実現

自動車業界では、さまざまなベンダーが各種の開発ツールを提供しています。そのため、電子制御ユニット(ECU)の開発者は、広範囲のテストツールとテストプラットフォームの中から自分に合ったものを選択し、ツールチェーンをセットアップします。開発チームが常にプロジェクトで要求されるニーズを満たし、クラス最高の製品を選択して開発を行えるようにするためには、コストのかかる統合作業を行うことなく、さまざまなベンダーの製品を組み合わせて調整することができる必要があります。このような理由から誕生したXIL APIは汎用シミュレータインターフェースであり、テストツールおよびテストベンチに組み込むことで、異なるベンダー製品間のデータ交換を容易に行えるようにします。

XILクロステストが必要な理由

XIL API準拠製品の相互運用性は、定期的にチェックされています。そのため、自動車アプリケーション向け開発ツールの主要なベンダーは、各社の製品のクロステストを実施するために会合を開いています。これらのテストでは、各社のテストツールをサードパーティ製テストベンチに接続し、テストソフトウェアが他社メーカーのテストハードウェアと問題なく通信できるかどうかを評価しています。また、クロステストの実施は、規格に関連する潜在的な問題を話し合い、その継続的な改善を実現するための活発なXIL APIユーザベースにおける絶好の機会にもなります。

直近のクロステストで良好な相互運用性を実証

最初のクロステストは、パーダーボルンにあるdSPACE GmbHで2016年に滞りなく開催され、XIL APIインターフェースを使用したテストツールとテストベンチの良好な相互運用性を実証することができました。テストでは、モデルアクセスポート(MAPort)の広範囲の使用事例と機能に関するテストが実施されました。これらのテストは、XIL APIワークグループの各エンドユーザおよびツールベンダによって定義されました。このプロジェクトでは、NUnitとTest Result Reporterをベースにベンダーに依存しないテストスイートが開発されました。

以下のテスト機能が体系的に評価されました。

  • メタデータの処理およびモデルアクセスポート(MAPort)の初期化/非初期化
  • タイプの異なる変数の読み取り/書き込み
  • 信号の高度な取得(トリガを含む)、および信号の生成

このクロステストイベントには、dSPACEと共に以下の各社が参加しました。

  • Volkswagen AG
  • carts GmbH/MicroNova AG
  • embeddeers GmbH
  • National Instruments GmbH
  • TraceTronic GmbH
  • Vector Informatik GmbH

2017年10月、National Instruments社はミュンヘンで別の大きなクロステストイベントを開催しました。dSPACEにおける最初のクロステストではMAPortの機能に重点が置かれましたが、今回ワーキンググループは電気的欠陥シミュレーションポート(EESPort)を中心に扱いました。このイベントで扱われたテストケースには、接触不良、短絡、断線などの配線エラーのテストが含まれていました。最初のイベントと同様、このクロステストも大成功でした。4つのサーバインプリメンテーションでは、すべてのEESPortのASAM NUnitテストが合格となりました。

dSPACEやNational Instruments社で実施された最新のクロステストの詳細については、関連するASAMウェブサイトの詳細レポートをご覧ください。