
コネクティビティを持たない新車両が発売されることは、想像するのも困難です。ただし、コネクテッドカーの時代は始まったばかりです。これからの車両は、セルラーV2X(C-V2X)や専用狭域通信(DSRC)ベースの次世代のアプリケーションによって周辺の交通を「目視」し、カメラ、レーダー、LiDARなどの各種センサによって検出範囲を大幅に拡大することができます。
集合体認知や協調型運転といった機能を組み合わせれば、車両の安全性、快適性、および効率性はさらなるレベルへと向上します。ソフトウェアによる車両の定義を実現するうえで、無線(OTA)アプリケーションは重要な要素となります。また、5Gはエッジコンピューティングによって補完され、スマートモビリティと接続型の自動運転という新時代の到来を告げる鐘となります。
当社のV2Xおよび接続サービス向けソリューション
dSPACEおよび当社の提携パートナーは、各種の共同ソリューションを提供することで、お客様が通信テクノロジに求める要件や選択肢に関わらずコネクテッドカーのアイデアをすばやく実現し市場投入できるようサポートします。
ラピッドプロトタイピング
HILテスト
SILテスト

SIL(Software-in-the-Loop)テスト向け、PCおよびクラウドベースのシミュレーション用の強力なdSPACEソリューション
SIL(Software-in-the-Loop)テスト用のdSPACEソリューションでは、テストや妥当性確認を仮想環境で行うことにより、ソフトウェア開発プロセスを大幅に迅速化することができます。dSPACEは、モジュール型で拡張性に優れ完成された開発およびテストソリューションを提供しています。これを使用すれば、PC上でテスト対象デバイスを容易にシミュレートし、物理ベースのモデルに接続し、クラウドでスケーラブルなテストを実行できると共に、HIL(Hardware-in-the-Loop)システムでテストスクリプトを容易に再利用することができます。
テストデータ管理
バスおよびネットワーク通信
シミュレーションモデリング

すべての開発段階をサポート
自動運転の分野において、これまで以上にセーフティクリティカルな機能を備えた複雑なE/Eシステムやソフトウェアを開発する場合の課題は、機能の信頼性をどのようにして保証するかということです。そのためdSPACEでは、機能安全、テストストラテジの開発、および複雑なE/Eプロセスの検証と妥当性確認のためのエンドトゥエンドのソリューションを提供し、プロジェクトの初期段階から認証までをサポートしています。
dSPACEシステムは容易に稼働させることができます。しかし、プロジェクトが複雑な場合、個別のソリューションを必要とする場合、または十分な時間がない場合には、dSPACEの迅速で信頼性の高い優れたエンジニアリングサービスを利用することもできます。