これまで以上に高い柔軟性、効率性、適応性を提供するソフトウェアデファインドビークル(SDV)は、自動車業界を一変させる存在となっています。当社では、安全、セキュアかつ効率的な形でこのような変化を車両に反映し、それらを確実かつ完全にデジタルライフに統合できるようにしたいと考えています。
SDVとは
SDVの電気アーキテクチャは、従来型の車両とは根本的に異なります。SDVは1台以上の高性能コンピュータ(HPC)と複数のゾーンコントローラで構成されており、それらのアプリケーションレイヤーは、車両のオペレーティングシステム(ミドルウェア)によって、ハードウェアレイヤーから分離されています。そのため、ソフトウェアの拡張や調整を柔軟に行うことができます。ソフトウェアのアップデートはover-the-air(OTA)で継続的に行われるため、車両の機能や性能を絶えず更新し向上させることが可能です。SDVは、製品ライフサイクルを通じてアップグレードおよび保守することができます。
しかし、ソフトウェアの量と複雑さの増大に対処するには、車両の安全性やセキュリティを確保するための新たなアプローチを開発や妥当性確認の段階から実装することが必要になります。たとえば、開発プロセス全体を通じてクラウドネイティブ設計の枠組みを使用することなどが求められます。当社は、お客様がこれらの課題を克服するためのサポートを提供するソリューションパートナーです。
当社の技術力をご確認ください
当社は何十年にもわたってシミュレーションと妥当性確認の分野で世界をリードし、すべての新しい技術的成果に対応するツールを継続的に提供してきました。当社は、SDVの開発においてもその実力を発揮し、オープンかつ統合型のソリューションを提供いたします。
当社は以下の分野でお客様をサポートします。

すべての開発段階をサポート
自動運転の分野において、これまで以上にセーフティクリティカルな機能を備えた複雑なE/Eシステムやソフトウェアを開発する場合の課題は、機能の信頼性をどのようにして保証するかということです。そのためdSPACEでは、機能安全、テストストラテジの開発、および複雑なE/Eプロセスの検証と妥当性確認のためのエンドトゥエンドのソリューションを提供し、プロジェクトの初期段階から認証までをサポートしています。
dSPACEシステムは容易に稼働させることができます。しかし、プロジェクトが複雑な場合、個別のソリューションを必要とする場合、または十分な時間がない場合には、dSPACEの迅速で信頼性の高い優れたエンジニアリングサービスを利用することもできます。