SCALEXIO LabBox

モジュール型のリアルタイムシステム

SCALEXIO LabBoxは、デスクトップまたはラックマウントでの使用に適した小型の筐体です。SCALEXIOプロセッサボードの統合やSCALEXIOプロセッサユニットへの接続が可能になっており、最大7枚または18枚のSCALEXIO I/Oボードの搭載スペースを提供する2つのバージョンが用意されています。

適用分野

SCALEXIO LabBoxは、機能開発およびテストに最適な小型リアルタイムシステムです。このシステムは省スペース性と放射雑音の低減を実現しており、ラボでの使用に最適です。

SCALEXIO LabBoxには、2種類の筐体バリアントがあります。

  • 最大7枚のSCALEXIO I/Oボードを搭載できるSCALEXIO LabBox(8スロット)
  • 最大18枚のSCALEXIO I/Oボードを搭載できるSCALEXIO LabBox(19スロット)

主な利用効果

省スペースで放射雑音の少ないSCALEXIO LabBoxは、デスクでの使用に適した強力なリアルタイムシステムです。容易にセットアップおよび変更できるメカニカルコンセプトが採用されているため、プロジェクト要件の変化に応じてシステムをすばやく調整することができます。また、プロセッシングハードウェア向けのさまざまなオプションがあるため、幅広い用途に合わせてLabBoxベースのシステムの計算能力を拡張することができます。SCALEXIO LabBoxには、ラックマウントバージョンおよびカバー付きラックマウントバージョンも用意されています。

パラメータ 仕様
SCALEXIO LabBox SCALEXIO LabBox(8スロット) SCALEXIO LabBox(19スロット)
概要
  • 8個のスロットを搭載した筐体
  • SCALEXIO I/Oボード向けに7スロット
  • 5個の拡張I/Oスロット 1)
  • 1システムスロット(DS6001 Processor BoardまたはDS6051 IOCNET Router用に予約)
  • 19個のスロットを搭載した筐体
  • SCALEXIO I/Oボード向けに18スロット
  • 5個の拡張I/Oスロット 1)
  • 1システムスロット(DS6001 Processor BoardまたはDS6051 IOCNET Router用に予約)
  • 温度制御されたアクティブ冷却
  • ConfigurationDeskを介してソフトウェアにより設定可能なI/Oボード
  • 取り出しレバーを使用したフロントフラップ経由のボード交換
  • ステータスLEDおよびKensington®セキュリティスロット
  • 温度制御されたアクティブ冷却
  • ConfigurationDeskを介してソフトウェアにより設定可能なI/Oボード
  • 取り出しレバーを使用したフロントフラップ経由のボード交換
  • ステータスLEDおよびKensington®セキュリティスロット
周囲温度
  • 0 °C~50 °C(32 °F~122 °F)
  • 0 °C~50 °C(32 °F~122 °F)
動作湿度
  • 5%~95%(結露のない環境)
  • 5%~95%(結露のない環境)
サイズ(幅×高さ×奥行き)
  • デスクトップバージョン:224×193×394 mm(8.8×7.6×15.5インチ)
  • ラックマウントバージョン:483×178×355 mm(19×7×14インチ)
  • カバー付きラックマウントバージョン483×178×493 mm(19×7×19.4インチ)
  • デスクトップバージョン:447×193×394 mm(17.6×7.6×15.5インチ)
  • ラックマウントバージョン:483×178×355 mm(19×7×14インチ)
  • カバー付きラックマウントバージョン483×178×493 mm(19×7×19.4インチ)
重量 7.25 kg(ボードなし) 11.5 kg(ボードなし)
電源 100~240 V AC、50/60 Hz、350 W 100~240 V AC、50/60 Hz、350 W

1) DS6001のPCI Expressインターフェースは、専用I/Oスロットを使用します。

主要諸元 DS6051 IOCNET Router

パラメータ 仕様
IOCNETルータ
  • 光学式IOCNETアップリンクポート×1
  • 光学式IOCNETダウンリンクポート 1) ×2
  • 最大18個の電気式IOCNETダウンリンクポートをサポート(バックプレーンにより)
  • 最大2.5 Gbit/sの接続速度
標準電力消費量
  • 7.2 W(標準値300 mA、+24 Vの場合)
サイズ
  • 238×100×19 mm(固定ブラケットなし)
重量
  • 300 g

1) SFPトランシーバモジュールは別途注文する必要があります。

幅広い用途に対応

SCALEXIO LabBoxは、次の3種類の筐体バージョンが用意されています。

  • キャリーハンドルとプラスチック脚が付属したデスクトップバージョン
  • 19インチラックシステムに取り付け可能なSCALEXIO LabBox(8スロット×2、ラックマウントバージョン)。SCALEXIO LabBox(8スロット)をラックに取り付けるには、これら2つを組み合わせます。
  • SCALEXIO LabBox(8スロット×2、カバー付きラックマウントバージョン)は、追加のフロントカバー後部にあるラックの奥深くに取り付けられています。そのため、すべての配線を19インチのラック内に保持することができます。

Overview of Hardware and Software for SCALEXIO LabBox

SCALEXIO LabBoxでは、設定やモデルの実装を行うなど、幅広いdSPACEソフトウェアとともに、すべてのSCALEXIOボードを使用することができます。

プロセッシングハードウェアのオプション

どちらの筐体でも、プロセッシングハードウェア向けの2つのオプションがあります。

  • SCALEXIO LabBoxにはデュアルスロットのDS6001 Processor Boardを搭載できるため、極めてコンパクトな構成になります。
  • また、SCALEXIOプロセッサユニットはDS6051 IOCNET Routerを使用して外部と接続できるため、複雑で演算負荷の高いシミュレーションモデルの処理など、必要な場合は演算能力を追加することができます。

DS6051 IOCNET Routerによる接続オプション

DS6051 IOCNET Routerを使用して、SCALEXIOプロセッサユニットや既存のSCALEXIOリアルタイムシステムなどの外部プロセッシングハードウェアをI/O拡張モジュールとしてSCALEXIO LabBoxと接続します。

  • SCALEXIO 製品情報, PDF, 日本語, 13187 KB
その他の情報 成功事例 お問い合わせ

最新の技術開発動向をつかんで、イノベーションを加速。

メールマガジンの購読希望・変更/配信停止手続き

Enable form call

At this point, an input form from Click Dimensions is integrated. This enables us to process your newsletter subscription. The form is currently hidden due to your privacy settings for our website.

External input form

By activating the input form, you consent to personal data being transmitted to Click Dimensions within the EU, in the USA, Canada or Australia. More on this in our privacy policy.